2024年 4月 19日 (金)

巨人OBも割れた「ピッチャー増田」 堀内氏「やっちゃいけない」上原氏「何がダメなんでしょうか?」 ファンの大勢は...

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   巨人の原辰徳監督(62)の采配が波紋を広げている。

   巨人は2020年8月6日、甲子園で阪神と対戦し0-11の完封負けを喫した。11点ビハインドの8回、原監督は大乱調の堀岡隼人投手(21)に代えて野手の増田大輝(27)を起用。敗戦濃厚の場面で野手をマウンドに送ったことで一部OB、評論家から批判の声が上がるなど、原采配を巡って論争が巻き起こっている。

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まさかの「投手・増田」に甲子園が...

   問題のシーンは4点ビハインドの8回、巨人の5番手・堀岡が大きく乱れたことに端を発す。堀岡は2本のタイムリーと押し出し四球で3点を失った。ピンチはなおも続き1死満塁。ベンチは堀岡を続投させるも中谷将大外野手(27)に満塁弾を浴び計7失点。1死走者なしとなったところで原監督が動いた。堀岡に代えて増田をマウンドへ。まさかの「投手・増田」に甲子園が騒然となった。

   徳島・小松島高時代に投手の経験を持つ増田はテンポよく投げ込んだ。1死走者なしから近本光司外野手(25)を136キロのストレートでセカンドゴロに打ち取った。続く江越大賀外野手(27)を四球で歩かせたものの、スライダーとストレートを駆使して翻弄。2死1塁の場面で4番・大山悠輔内野手(25)を迎えるも138キロのストレートでライトフライに打ち取り、難なく役目を果たした。

   この原采配に疑問を投げかけたのは、巨人の監督を務めたOBの堀内恒夫氏(72)だ。堀内氏は8月6日に自身のブログを更新し、「これはやっちゃいけない。」とのタイトルで次のように胸の内を吐露した。

「こんなこと絶対やっちゃいけないよ」

「増田大輝がマウンドに立った。これはやっちゃいけない。巨人軍はそんなチームじゃない。しかも今、首位に立ってるじゃないか。強いチームがそんなことやっちゃダメよ。こんなことして相手のチームはどう思うだろうか。馬鹿にされてるとは思わないだろうか。増田がマウンドに立った瞬間俺はテレビを消した。それ以上、観たくなかったからだ。この試合のコメントも今日はしたくない。こんなこと絶対やっちゃいけないよ。俺はそう思う」

   一方、MLBレッドソックスなどで活躍した巨人OBの上原浩治氏(45)は8月7日に自身のツイッターを更新し、原采配における自身の見解を示した。

「OB の方たちに喧嘩を売るわけではないですが、今回の件は何がダメなんでしょうか?巨人だからやってはダメ?? 他球団ならオッケー?? そっちの方がおかしいと思いますが...残ってたピッチャー陣は、勝ち試合に投げさせたい選手たち。あそこで投げてしまうと、次の日に影響しかねないと思います」

日本ではなじみがないがメジャーでは浸透

   終盤に大差がつき敗戦が濃厚となった場面で野手がマウンドに上がるのはメジャーではよくみられる光景だ。長いシーズンを考慮し、少しでも投手陣の負担を減らすための策として用いられる。日本球界ではなじみがないが、メジャーでは浸透した戦略でもある。

   増田がマウンドに上がった際にはネット上は騒然となったものの、G党の多くが原采配を支持。時代の違いを指摘するG党からは「さすが原さんと言うべきか」など称賛の声が上がり、今回の原采配を冷静に受け止めている。

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