2021年 8月 2日 (月)

外食・コンビニは苦戦、逆に好調だったのは... 明暗分かれた「コロナ禍の消費地図」を振り返る

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コロナ禍でも好調な業界は

   一方、コロナ禍でも好調な業界もある。

   スーパーの2020年の全国の売上高(日本チェーンストア協会まとめ)は、既存店ベースで前年比0.9%増と、5年ぶりにプラスになった。

   新店を含む全店ベースでは2.6%増の12兆7597億円。商品別では食料品が4.7%増で、特に農産品、畜産品が伸びたといい、「巣ごもり需要」が追い風になった。一方、衣料品は16.9%減と落ち込んだが、こちらは在宅勤務の普及もあってビジネス関連商品の不振が大きかった。

   ドラッグストアも、スーパーと並んでコンビニとは対照的に好調。経済産業省の集計では、2020年1~11月の売上高は前年同期比6.7%増の6兆6353億円になった。マスク、消毒関連などの需要が「爆発」したのは記憶に新しく、19年10月の消費税増税前の駆け込みからの反動があった9月を除き、全月が前年比プラスだ。

   家電量販店も好調で、経産省の集計では、20年1~11月の売上高は4兆2775億円と、前年同期比4.4%増えた。月別では、緊急事態宣言で休業もあった4月までは前年割れもあったが、5月以降は、消費税増税前の駆け込みからの反動があった9月を除き、前年を上回り続けている。

   特に好調だったのが白物家電で、生産サイドの統計が詳しい。日本電子工業会のまとめでは、白物の20年の出荷額は前年1.0%増の2兆5363億円。品目別の出荷台数は、衛生意識の高まりで空気清浄機が43.3%増を記録したほか、エアコンが0.6%増、ホットプレートが44.8%増。

   電子情報技術産業協会によると、薄型テレビの出荷台数も11.5%増え、うち50型以上の大型が32.2%伸びた。いずれも、コロナ禍のため家で過ごす時間が増えたことで、そこでの楽しみ、快適さを求める需要が盛り上がった。

   巣ごもりとの関連ではホームセンターも売り上げを伸ばしている。経産省の集計では、2020年1~11月の売上高は3兆1511億円となり、前年同期比6.7%増になった。

   現下の緊急事態宣言解除の時期が見通せず、飲食店への営業自粛、国民全体への外出自粛要請などが続く中、巣ごもり需要などをつかんだ一部業界は堅調でも、消費全体としては先の見えない状況が続く。

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