2021年 4月 12日 (月)

JR、車イス利用者を「乗車拒否と認識していない」 無人駅めぐるトラブル「要望に少しでも沿えるよう提案した」

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   車イスで生活しているコラムニストの伊是名夏子さん(38)が静岡県内の無人駅「来宮駅」での階段の移動を巡ってトラブルになったことについて、JR東日本横浜支社の広報室は2021年4月6日、「乗車拒否とは認識していないです」とJ-CASTニュースの取材に回答した。

  • 駅での車イス利用はどうあるべき?(写真はイメージ)
    駅での車イス利用はどうあるべき?(写真はイメージ)
  • 駅での車イス利用はどうあるべき?(写真はイメージ)

「隣の熱海駅でご降車いただき、タクシーの利用をお願いした」

   伊是名さんが4日に投稿したブログによると、このトラブルでは、伊是名さんは1日、熱海に旅行に行こうとして、神奈川県内の小田原駅で、駅員から来宮駅は階段しかないため利用できないので、隣の熱海駅で降りてほしいと依頼された。しかし、伊是名さんは、来宮駅にこだわり、駅員を3、4人集めて階段で車イスを持ち上げてほしいと訴え、1時間ほど話し合いをした後、熱海駅の駅長ら4人が要望通りに対応していた。

   伊是名さんは、「JRで車いすは乗車拒否されました」とのタイトルでJR側に不満を漏らしていたが、JR東日本横浜支社の広報室では、「乗車拒否とは認識していないです」と取材に答え、次のような理由を挙げた。

「小田原駅では、ご要望に少しでも沿えるような利用方法を提案しました。隣の熱海駅でご降車いただき、タクシーの利用をお願いしました。それは、来宮駅では、エレベーターなどバリアフリーの設備が整っておらず、即座に多くの駅員の手配が困難だったからです」

   話し合いの結果、伊是名さんの要望通りに行くことになって、「来宮駅でも、降車のお手伝いをさせていただきました」とした。

「事前に連絡がない場合、通常よりお時間をいただくことにご理解を」

   JRのマニュアルでは、客の安全が第一だとして、電動車イスでは、持ち運ぶのに6~8人ぐらいが必要だとしている。今回は、駅長ら4人が運んだが、JRの広報室では、これについては次のように説明した。

「危なかったのかは何とも申し上げられませんが、お客様は、介護のヘルパーの方に抱きかかえられるように階段を降りましたので、4人でも大丈夫との判断があったようです」

   無人駅については、車イスの事前予約は不要だとしながらも、こう話した。

「スムーズにご利用していただくため、関係者の間で調整も必要で、事前に連絡していただくようご協力をお願いしています。事前に連絡がない場合も、お待たせすることがないように必要な対応をしますが、通常よりお時間をいただくことを理解してほしいと思っています。また、状況によりましては、設備の整っている近隣駅を利用していただくこともあると思います」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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