2024年 4月 27日 (土)

井上尚弥はフェザー級でも「王座獲得が十分可能」 それでも専門家が指摘する懸念「階級の壁」とは

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金平会長「ナチュラルなフェザー級選手との体格差が...」

   井上がスーパーバンタム級を制し、自身に課した何かしらの目標を達成すれば、その次はフェザー級での世界5階級制覇が見えてくる。金平会長は「井上選手はここで初めて階級の壁というものを感じると思います」と指摘し、その理由を次のように説明した。

「井上選手はライトフライ級から上げてきますので、ナチュラルなフェザー級選手との体格差が生じるでしょう。フェザー級は、ライト級、ウエルター級の入り口となる階級で、昔から強豪王者が存在します。井上選手がフェザー級で世界王座を獲得することは十分可能だと思いますが、これまでのようにこの階級のレジェンド的な王者になるには、さらなるレベルアップが求められるでしょう」(金平会長)

   金平会長はさらに具体的な内容を挙げながら展望を予測した。

「フェザー級に上げた場合、スピード、テクニックは十分通じると思いますが、今まで通じていたパンチが効かないというケースが出てくると思います。そこでどうするか。これまでとは異なった攻略法が求められます。井上選手の引き出しの多さを考えれば、必ずレベルアップした姿を見せてくれると思いますし、井上選手が階級の壁を乗り越えた時、新たな景色が見えてくるのではないでしょうか」(金平会長)
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