女性は加齢で「清潔感が失われる」 講談社「ミモレ」記事が物議...編集部は謝罪「大変反省しております」

「力不足を感じ大変反省しております」

   ミモレ編集部は16日19時ごろに記事のタイトルと本文の一部を変更した。タイトルは「成熟した大人の清潔感を讃える『一粒パールのピアス』が私を救ってくれた」に改められた。年齢を重ねると清潔感や初々しさを失うという文言は、下記のように修正されている。

「私自身、年齢を重ねていくなかで、肌や髪の潤いやツヤが失われていくのを感じてきました」

   そのうえで、「大人の清潔感をプラスしてくれると私が感じているのは『パールのピアス』」だと述べた。

   J-CASTニュースの取材に対し、ミモレ編集部は記事を変更した理由について「変更前のタイトルや本文では、本来伝えたかった編集部の意図をしっかりお伝えできていなかったと判断したため」だと説明した。

   読者からの反応には、「『年を取ると不潔になるってこと?』『加齢を悪しきことだと印象付けるのどうかと思う』等と受け止める方が多かったことに関して、ミドルエイジ女性に寄り添い、その幸せを願ってコンテンツ運営をしてきたミモレとしては本意でなく、力不足を感じ大変反省しております。いただいた貴重なご意見を真摯に受け止め、今後の編集活動に努めてまいります」とした。

「ミモレはサイトスタート当初より、加齢を前向きに捉え、『変化することは悪いことじゃない』『人と比較せず、ありのままの自分を認めて自分の道を生きよう」と、繰り返し読者の皆さまにお伝えしてきました。今後もその方針は変わりません。メディアと著者の真意がきちんと伝わるように、丁寧な記事作りにより一層努めてまいります」

   編集部は18日、公式サイトで修正の経緯を説明し、「ミモレ読者の皆さま、著者の皆さま、そしてこの（記事の）ツイートの拡散によって、不快な思いをされた皆さまに、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。