2024年 4月 19日 (金)

立憲と共産、もう温度差 泉新代表は衆院選政策合意「現時点で存在せず」...小池書記局長と食い違い

泉氏「『単に継続』ということではなく」「我々はとしては白紙も何も...」

   一方の泉氏は代表として初めて開いた記者会見で、共産党との合意の見直しに関する質問に対して、

「他政党の皆様には本当に感謝を申し上げたい」

とする一方で、次のように述べて関係の見直しを改めて示唆した。

「ただ、今回の選挙、想定していた結果を出すことができなかった選挙なので、『単に継続』ということではなく、やはりまずは『どの党がどうだ』ということ以上に、党としてしっかりと総括をせねばならないと思っているので、その中で今後の事は考えていきたい」

   さらに、泉氏の答弁と小池氏の発言を念頭に置いた

「いったん(共産党との合意を)白紙にして、それからリスタートということなのか」

という質問には次のように述べ、もはや共産党との合意は存在しないとの見方を示した。

「我々はとしては白紙も何も、前回の総選挙に向けて交わしたもの、という理解をしており、現時点で何かが存在しているというものではないのかな、と思っている。我々としては党の総括、再生、ここを目指しているというところなので、現時点で何かが存在しているという考えは、やっぱりないですね。その辺も、もしかしたら枝野(前)代表にもお伺いしてみたいと思いますけれど...」

   代表選には、泉氏以外に逢坂誠二氏(62)、小川淳也氏(50)、西村智奈美氏(54)が出馬。国会議員280ポイント、参院選公認候補予定者6ポイント、地方議員143ポイント、党員・協力党員143ポイントの計572ポイントで争った。得票は逢坂氏148ポイント、小川氏133ポイント、泉氏189ポイント、西村氏102ポイント。過半数の得票者がいなかったため、泉氏と逢坂氏による決選投票が行われた。国会議員280ポイント、参院選公認候補予定者6ポイント、都道府県連の代表者47ポイントの計333ポイントで争われた。得票は泉氏205ポイント、逢坂氏128ポイントをで、泉氏が新代表に選ばれた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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