2024年 4月 25日 (木)

日ハム「1安打勝利」はビッグボス奇策の成果? OB「糸がつながった」と評価

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   プロ野球日ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(50)が2022年3月3日にユーチューブチャンネルを更新し、2日に行われた日ハム対ヤクルトのオープン戦を分析した。

   日ハムは札幌ドームでヤクルトと対戦し1-0で完封勝利を収めた。打線は6回まで無安打に抑えられていたが、7回に2死3塁の場面で5番・佐藤龍世内野手(25)がライト前にタイムリー2塁打を放ち先制。これが決勝点となった。

  • 新庄ビッグボス(写真: アフロ)
    新庄ビッグボス(写真: アフロ)
  • 新庄ビッグボス(写真: アフロ)

「次の1点をどうやってもぎ取るのか」

   この日はヤクルト打線に8安打を許しながらも先発・加藤貴之投手(29)、伊藤大海投手(24)、吉田輝星投手(21)のリレーで完封。一方の打線は1安打ながらチャンスを確実にものにして勝利をつかんだ。

   1点差ゲームを制したチームに対して岩本氏は「キャンプの時から取り組んでいた次の1点をどうやってもぎ取るのか。次の1点をどうやって与えないのか。すごく細かい部分ですが進塁を1つ許さないと。こっちは先のリードをちょっとでも奪うとか。そういう野球が今日、1-0のロースコアの中にも反映されていた」と評価した。

   なかでも岩本氏が高く評価したのが4回の守備だ。

   4回無死1、2塁でヤクルト中村悠平捕手(31)が1塁方面へ送りバントを試みた。これを処理した1塁手・渡邉諒(26)が3塁へ送球しフォースアウト。俊敏なプレーでピンチ拡大を防いだ。

「ベンチもカッと盛り上がった」

   なおも1死1、2塁とピンチが続くが、今度は見事な中継プレーがチームの危機を救った。

   7番オスナ内野手(29)が放った打球はセンター後方の左中間寄りに上がり、センター細川凌平(19)がキャッチ。2塁走者はタッチアップしたものの、中継に入った遊撃手・石井一成(27)が細川から受けた球を3塁へ好送球しダブルプレーとなった。

   岩本氏は「スローイングでオッと思ったのは、渡邉諒がファースト守っていて、1、2塁の場面で送りバント。1塁側にいいバントが来た。これで2、3塁になるかなと思ったら渡邉諒の猛烈なチャージと、捕ってからの素早い動きでサードフォースアウト。これしてもらったピッチャー助かるねん。ベンチもカッと盛り上がったしね」と投手目線で分析し、次のように続けた。

「守備で魅せれるチームになってきたのかなと思っていると今度はセンターに入った細川(凌平)。結構深いフライだったんですよ。大飛球といっていいくらい。そこからセカンドランナーがタッチアップしたそれをサードに中継プレーがパンパンと。あの中継プレーで細川がちょっとでも(球を)持ちそこないとか落下地点の入り方とかスローイングへの移り方とかがちょっとでもズレていたら。中継マンもいい球が来たから投げやすい。これ基本中の基本ですよね」

「中継のつながり方というより心のつながり」

   また、岩本氏は新庄剛志監督(50)が春季キャンプ中から取り組んできた成果が出てきたと指摘。

   「キャンプからいろんなポジションを経験させることによって、その選手たちがいろんなポジションの味わいといろんなポジションの気持ちを分かっているので中継のつながり方というより心のつながり。その糸がつながった」とし、「鉄壁という言葉が当てはまってもいいと思ったくらいのファイターズのディフェンスの強さ感じた」との見解を示した。

   動画ではそのほか、吉田輝星投手や試合中のベンチの雰囲気などにも言及した。

   なお、岩本氏は2月24日に公開した動画の中で春季キャンプ取材のために訪れた沖縄で新型コロナウイルスの陽性判定を受けたことを明かしており、この日公開した動画の冒頭で経過を報告。この日はテレビ観戦したという。

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