2024年 4月 25日 (木)

ちむどんどんは「脚本の論理性が崩壊」 礒崎元農水副大臣が苦言「NHKは猛省する必要があります」

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   元農林水産副大臣で元参院議員の礒崎陽輔氏は2022年8月14日、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」に対し、脚本の論理性が崩壊しているなどとツイッターで非難した。

   こうした言及を受けて、ツイッターでは、「政治家が口出すことではない」「放送局や脚本家への圧力」といった批判も寄せられている。

  • 礒崎陽輔氏(2015年撮影、写真:Natsuki Sakai/アフロ)
    礒崎陽輔氏(2015年撮影、写真:Natsuki Sakai/アフロ)
  • 礒崎陽輔氏(2015年撮影、写真:Natsuki Sakai/アフロ)

「俳優の皆さんは立派に演じられていますが...」

   「ちむどんどん」は沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている。1964年、まだアメリカ統治下だった本島北部「やんばる地域」を舞台に、主人公・比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。

   ツイッターでは、暢子や、その兄妹の姿に対して憤慨したり、作品への不満を述べたりする声が上がり続けてきた。中でも多くの投稿が寄せられるハッシュタグ「#ちむどんどん反省会」は、批判タグとして複数の週刊誌で取り上げられ、大きな話題を呼んでいる。

   礒崎氏は14日、「芸能評論は控えていますが」としながらも、「ちむどんどん」について多くの意見が寄せられているとして次のようにツイートした。

「俳優の皆さんは立派に演じられていますが、脚本の論理性が崩壊しています。私自身沖縄振興の関係者として残念であり、既に手後れかもしれませんがNHKは猛省する必要があります」

   ツイートは16日までに約900件のリツイート、2000件の「いいね」が寄せられた。リツイートのうち400件超が引用リツイートで、次のような声が寄せられている。

「私もちむどんの酷さには呆れてるけど、政治家は黙っているべきじゃない?」
「確かに面白くないドラマですが表現の自由の範囲内であり、NHKに『猛省を促す』という圧力をかけるような類いの話ではないと思います」

ツイッターの声に反論「政治家も言論の自由を有している」

   礒崎氏は翌15日、「ちむどんどん」のハッシュタグを用いて次のように述べた。

「コメントへの反響に驚いています。多くの人の不満がたまっていると考え指摘しました。どこかで間違っていることを唱道している人がいるのかもしれませんが、政治家がテレビ番組にコメントしてはいけないというルールはどこにもありません」
「政治家も言論の自由を有しており、それが番組の編成権に介入するようなものでない限り、番組に対し感想述べ、批判をすることは全く問題ありません。芸能番組の批判は、意見が大きく分かれるので、できるだけ避けているのは事実ですが」
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