2024年 4月 24日 (水)

日本シリーズの行方を握る山本由伸の状態 次戦は先発回避も...第7・8戦での登板はあり得るか

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   オリックスが息を吹き返した。本拠地・京セラドームで2022年10月27日に行われた日本シリーズ第5戦。1点差を追いかける9回に劇的なドラマが待っていた。1死二塁で西野真弘の打球がマクガフの暴投を誘い、二塁走者の安達了一が本塁生還して同点に追いつくと、本拠地・京セラドームのボルテージが一気に上がった。

   2死一塁で4番・吉田正尚が真ん中に浮いたスプリットを右翼5階席に運ぶ特大のサヨナラ2ラン。ナインの手荒い祝福を受け、満面の笑みを浮かべた。

  • 山本由伸(写真:新華社/アフロ)
    山本由伸(写真:新華社/アフロ)
  • 山本由伸(写真:新華社/アフロ)

初戦登板の山本由伸は左わき腹を負傷

   吉田正は第4戦まで申告敬遠を含む7四球と勝負を避けられ、計2安打のみとフラストレーションがたまっていた。だが、この試合では同点の5回にバックスクリーンへ勝ち越しアーチ。その後ヤクルトに再び勝ち越されたが、2本目のアーチで決着をつけた。

   対戦成績は2勝2敗1分のタイに。スポーツ紙デスクは、こう振り返る。

「ヤクルトにとってはダメージの大きい一敗です。セットアッパーの清水昇が2イニング投げて継投策は完ぺきだったが、守護神・マクガフの乱調で計算が崩れた。今後も抑えはマクガフに託すことになりそうですが、不安が残る投球内容ですね。ただ、まだヤクルト有利と言える。第6戦以降は本拠地・神宮に戻って気持ちを切り替えられる。オリックスは山本由伸が先発登板できるかがカギを握ります」

   山本は第1戦に登板したが、5回途中4失点と本来の投球ができず、左わき腹の負傷で緊急降板。その後はチームに帯同しているが、別メニューでの調整を続けていると報じられている。

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