2024年 4月 25日 (木)

8歳児がエナジードリンク一気→カフェイン中毒疑いに 日本小児科学会が「過剰摂取」事例公表...業界団体の見解は

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ガイドラインあるも実効性は

   エナジードリンクは、旺盛な需要を背景に飲料各社が投入している。

   レッドブルジャパン(一部商品はキリンビバレッジ)のレッドブル(1缶80ミリリットルのカフェイン)、アサヒ飲料のモンスターエナジー(同142ミリリットル)を筆頭に、サントリー(ZONe、KILLER COFFEE、アイアンボス)、コカ・コーラ(コカ・コーラ エナジー、リアルゴールドX/Y・ドラゴンブースト)、サンガリア(ミラクルエナジーV)などが展開される。ポッカサッポロフード&ビバレッジは2月6日から、男子中高生に人気の飲料ブランド「がぶ飲み」にカフェインを加えた「がぶ飲みフリーダムエナジー」をリニューアル発売する。

   飲料メーカーでつくる「全国清涼飲料連合会」(全清飲)は17年11月に、エナジードリンクなどカフェインを多く含む清涼飲料水の表示ガイドラインを作成している。

   健康被害を防止するため、「1本あたりのカフェイン量の表示と、適量の飲用を促す表示」「小児ほかカフェインに敏感な方の飲用を控えていただく旨の表示」などを求めている。

   レッドブル、モンスターエナジーのパッケージを確認すると、裏側に小さく「1本あたり○○mgのカフェインが含まれています。適量の飲用をお願いします」「お子様、妊娠中または授乳中の方、カフェインに敏感な方にはお勧めしません」と書かれていた。

   全清飲広報は2月3日、J-CASTニュースの取材に「現時点においては必要な情報をお示しできていると考えておりますが、新たな知見が得られた場合などは適宜見直しを検討してまいります」と答える。小児科学会は対策強化を要望していたが、「安心して清涼飲料をお選びいただける様、引き続き検討を続けてまいります」としている。

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