ワンオペの飲食店を名指しで酷評して批判が相次いだUUUM所属YouTuberグループ「夕闇に誘いし漆黒の天使達」は、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」とコラボしたミュージックビデオ（MV）をYouTubeに公開していたが、2023年2月10日12時までに非公開になった。バイトルの運営会社・ディップ（東京都港区）は2月10日、J-CASTニュースの取材に対し、「マネジメント会社が非公開にしたと承知しています」と回答している。「飲食の権利ない」などと酷評「夕闇に誘いし漆黒の天使達」は、YouTubeチャンネル登録者数60万人超の人気YouTuberで、バンド活動も行っている。問題になったのは、22年10月22日に公開されたYouTube動画だ。Googleのレビューがついていない飲食店を訪ねて初のレビューを書き込むという企画で、女性店主が個人経営している飲食店を訪問していた。メンバー4人がそれぞれ別のメニューを注文したことに対し、店主は「時間大丈夫ですよね？」と確認したものの、食事後にメンバーは「急ぐ気がなかったのが腹立ちましたね」などと提供に時間がかかったことへの不満を吐露。「長かったねぇ～」「婆ちゃんのワンオペだったな」「飲食界の（ピー音）やね、あんなもんは。飲食の権利ない」などと酷評した。この動画のスクリーンショットが23年2月6日頃からSNSで拡散され、批判の声が相次いだ。物議を醸した動画は2月7日朝までに非公開になり、その後同グループは同日「不快に思われた方、申し訳ありませんでした」などと公式ツイッターで謝罪した。YouTubeでも9日に謝罪動画を投稿している。こうした事態を受け、FMヨコハマは8日、同グループがDJを務めるラジオ番組「めっちゃラジオ」を終了すると公式サイトで発表。「報道された事案の重大性」を鑑みたとしている。「マネジメント会社の対応を引き続き注視してまいります」同グループが「バイトル」とコラボして22年3月に公開したMV「夕闇に誘いし漆黒の天使達『時給アップアップソング』MusicVideo【dipバイトルタイアップ曲】」も、23年2月10日12時までに非公開になった。少なくとも飲食店動画に今回批判が殺到した時点では公開されていた。バイトルの運営会社・ディップは10日、「マネジメント会社が非公開にしたと承知しています」と取材に回答した。夕闇に誘いし漆黒の天使達に批判が殺到していることについては、「マネジメント会社の対応を引き続き注視してまいります」としている。同グループが所属するUUUMに対しても10日昼から、公式サイトの取材問い合わせフォームを通じ、タイアップ動画を非公開にした理由、グループに批判が殺到していることへの受け止めについて質問している。回答があれば追って伝える。
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