巨人・中田翔の離脱は岡本にも影響必至? 「今後は攻め方が変わってくる」

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   巨人が2カード連続勝ち越しと上昇気流に乗ってきたが、素直に喜べないだろう。

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岡本に影響も

   攻守の中心で活躍していた中田翔が2023年5月4日・ヤクルト戦(東京ドーム)で負傷交代。1点ビハインドの2回に左翼線へ安打を放ち、一塁ベースを蹴って二塁へ向かったが、バランスを崩して転倒しながら二塁にたどりついた。中田は苦痛に顔を歪めてそのまま倒れ込み、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチとトレーナーに両脇を支えられて一塁ベンチに。都内の病院で検査を受けた結果、「右太もも裏の肉離れ」と判明し、翌5日に登録抹消された。

   今季は打率.301、リーグトップの7本塁打、15打点をマーク。豪快なアーチだけではなく、追い込まれても右方向に安打を放つしぶとい打撃でポイントゲッターとして稼働してきた。一塁の守備でも再三好守を見せ、チームの窮地を救ってきただけに戦線離脱はあまりにも痛い。

   スポーツ紙デスクは、こう分析する。

「中田は替えの利かない選手です。4番の岡本が打撃で好調を維持しているのも、5番に控えている中田の存在が大きかった。相手バッテリーは勝負強い中田がいるので岡本と勝負せざるを得なかったが、今後は攻め方が変わってくる。四球でもいいという配球になるので打てる球がなかなか来なくなる。一塁は秋広優人が守る可能性が高い。オフに共に自主トレを行い、中田の穴を攻守でカバーできるかは秋広の頑張り次第でしょう」

   背番号「55」を背負う秋広はプロ3年目の今季、自慢の長打力と広角に安打を放つシュアな打撃で4月下旬に外野のスタメンに定着。29日の広島戦(東京ドーム)では松本竜也からプロ初アーチを放ち、逆転サヨナラ弾を放った中田と共にお立ち台に上がった。戦列を離れた師匠の思いも背負ってプレーする。

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