「日本に負けたのではなく審判に負けた」「主審は明らかに親日的」 U-17決勝に韓国メディア憤慨

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   サッカーU-17アジア杯決勝が2023年7月2日、タイ・パトゥムターニ・スタジアムで行われ日本が韓国を3-0で破り優勝した。日本は前半終了間際に直接フリーキックのチャンスを得てMF名和田我空(神村学園高)が先制ゴールを決めた。後半には2つのゴールを奪い試合を決定付けた。

  • U-17日本代表(写真:アフロ)
    U-17日本代表(写真:アフロ)
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「5メートルほど前進した位置でフリーキックを」

   同大会決勝で初めて韓国と対戦し完勝した日本。前半44分に韓国の守備の要であるCBコ・ジョンヒョンがこの日2枚目のイエローカードを受け退場したこともあり、数的優位に立った日本は後半も主導権を握った。日本は同大会4度目の優勝となり、21年ぶりの優勝を狙った韓国の悲願はならなかった。

   日本はA代表を含めた世代別の韓国代表に21年3月から5試合連続で勝利。その全ての試合を3-0で勝っている。またしてもライバル日本に屈した韓国メディアは、怒りの矛先を主審に向けた。決勝戦は開催国のタイ人審判が主審を務めた。

   韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、日本が先制点を挙げたシーンを振り返り主審に怒りを示した。

   日本のMF名和田は、コがファウルをした位置よりもゴール方向に5メートルほど前進した位置でフリーキックを試みて得点したと指摘。そして、「主審はこれを抑止するどころか、韓国の守備壁の位置を調べることに余念がなかった」と痛烈に批判した。

「釈然としない判定で日韓戦を台無しにした」

   さらに後半38分にはFWキム・ミョンジュンが敵陣ペナルティエリア内で相手ゴールキーパーと交錯して倒れたが、主審は今回もファウルを宣言しなかったと主張。同メディアは、サッカーの試合では判定論争は常に存在するが、フリーキック地点をきちんとチェックできなかったことや、韓国選手が倒された場面を確認できなかったこともあり韓国サッカーファンは「意図的な偏見判定」を疑っているとした。

   地元メディア「スターニュース」(WEB版)は「日本に負けたのではなく審判に負けたという表現が似合う」と評し、「タイ出身の主審が釈然としない判定で日韓戦を台無しにした」と伝えた。

   OSEN(WEB版)は、「主審は明らかに親日的だ」とし、「韓国が実力だけで日本に敗れたならば素直に実力差を認めることができたが、主審が介入して試合を台無しにした」と怒りを隠さなかった。

   同メディアは、後半40分過ぎにイエローカードを受けた韓国代表ビョン・ソンファン監督に言及。主審の判定を不服としてIDを投げ捨て怒りを示したソンファン監督にもイエローカードを出すほど主審の判定が露骨だったと指摘した。

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