2024年 5月 17日 (金)

「仕事が絶望的につまらない」「灰になっていく感覚」 大企業あるあるに共感の声も...転職組からは忠告

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   誰もが名前を知る大企業。そこで働く人たちは給料や福利厚生など恵まれた環境にいるというイメージですが、実際はどうなのでしょうか。X(Twitter)では、大企業勤めならではの思いを吐露した投稿が注目されることがあり、意外に深刻な悩みを抱えていることが伺えます

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が解説する「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」、今回は「大企業ならではの悩み」について掘り下げます。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ
  • 画像はイメージ

大企業勤めの人の悩み「仕事が絶望的につまらない」

   とあるXユーザーは、大企業勤めの友人からこんな「悩み」を打ち明けられたそうです。その内容は「社内の人間関係にストレスはないし、給料も不満はないけど、仕事が絶望的につまらなくて毎日オフィスと家を往復して年齢だけ重ねていくのが怖い」というもの。このほかにも大企業で働く友人たちが同じようなことを話しているのだと言います。

「人間関係にも給料にも不満はない」という大企業勤めの友人が軒並み辛さを訴えてるが誰もが通る道なの?「刺激がほしいんよ」 - Togetter

   この投稿に、やはり大企業に勤めているというユーザーたちからはこんな反応がありました。「毎日同じことを考えています」「細分化された仕事を担当していて個人のスキルに還元されない」「灰になっていくような感覚」「意味があるとは思えない資料作りや意義のない仕事で精神的にきつかった」「薬を飲みながらだましだまし会社に通っている」など、なんとも悲痛な内容が目立ちました。その中には「大企業あるあるですね、誰しも通る道です」という発言もあり、大企業勤めの人が陥りやすい悩みであるようです。

ベンチャー企業にコンプレックスを感じてしまうワケ

   中小企業、とりわけ「ベンチャー企業で働く人と話すとコンプレックスを感じる」と話す人もいるそうです。大企業からベンチャー企業に転職したというXユーザーがコンプレックスを感じる理由として、

   「超乱暴に言語化すると『テキトーそうなのに結果出してる意味不明さと生物としての強そう感』ではないか」と分析する投稿が拡散されました。

大企業の方が「ベンチャー界隈の人と話すとコンプレックスを感じる」と話していたが「テキトーなのに結果出してる意味不明さと生物としての強そう感」ではないか - Togetter

   この分析には「なんかわかる、生物としての強そう感が9割」「一旦使ってみてダメだったら壊すという圧倒的なスピード感とPDCAの回数が多いたくましさかな」と納得する声が多数集まりました。

   いっぽうで「求められるスキルや成果が違うだけで、優劣ではない」「企業のフェーズによって求められる動きが違うのだろう」との発言もあり、どちらが優れているという問題ではなく、あくまで両者の環境の違いを指摘しているにすぎないことがうかがえます。

「大企業を辞めて失ったもの」立場が変わると人の対応も変わった

   あるユーザーによる「大企業を辞めて失ったもの、得たもの」という投稿を皮切りに、実際に大企業から転職する道を選んだ人たちの声が集まった事例もあります。

   「大企業を辞めて失ったもの」として、「結果を出さなくてももらえる給料、仕事できなくてもOKな雰囲気 、勉強時間も酒飲む時間も確保できる、定時帰りの日々、大企業の名前があったから仲良くしてくれた人達」とし、「辞めて得たもの」はただひとつ「将来に対するぼんやりとした不安」。最後に「中身がない転職はやめた方がいい」と結ばれています。

『大企業を辞めて失ったもの、得たもの』をまとめた物に様々な反応が集まる「なんだかんだ安定感って素晴らしい」「どこに重きを置くかですね」 - Togetter

   投稿への反応としては「大企業を辞めて自分の無能さに気づいた」「今まで当たり前に受けていた恩恵がなくなるって想像以上につらい」と心情を打ち明ける声が複数寄せられました。「ローンなどの審査が厳しくなる」「60歳過ぎて年金をもらう時に大企業のありがたみをあらためて感じ入ると思います」など金銭面に関する言及も。また、「職場は結果出して当然、というギスギスした感じがあり、定時で帰る人は本社の人たちだとほとんどいない」と、会社によってはシビアな職場環境もあることがわかる声もありました。

   大企業を辞め転職しようとする人に対しては「今の環境から逃げるのは止めないけど、会社の看板を失った後、自分にどれだけの価値があるか、冷静に予測してみて欲しい」「『会社の何に我慢でき、何に我慢できないのか』が大きいと感じました」と警鐘を鳴らす投稿もあり、自身が仕事において何を求めているのかを明らかにすることを勧めています。

   このように大企業で働いた経験のある人の投稿を見ていると、恵まれた環境で働いているように見えていても、実際はさまざまな悩みや葛藤を抱えている人も少なくないことがわかります。また、どんな会社で働いていても、転職の際の考え方についてはそれほど差はないように思える部分もありました。皆さんはどのように感じるでしょうか。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

【まとめ一覧】

「人間関係にも給料にも不満はない」という大企業勤めの友人が軒並み辛さを訴えてるが誰もが通る道なの?「刺激がほしいんよ」 - Togetter

大企業の方が「ベンチャー界隈の人と話すとコンプレックスを感じる」と話していたが「テキトーなのに結果出してる意味不明さと生物としての強そう感」ではないか - Togetter

『大企業を辞めて失ったもの、得たもの』をまとめた物に様々な反応が集まる「なんだかんだ安定感って素晴らしい」「どこに重きを置くかですね」 - Togetter

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中