2024年 5月 4日 (土)

職場に増える「若年老害」 20~40代でも昔話・自慢話・説教...専門家がアドバイス「若年老害との上手な付き合い方」とは

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   「若年老害」。職場の高齢者のイメージが強い「老害」という言葉が、若い世代に広がっているという。

   そんななか、人事向けサービスを展開する調査会社のアスマーク(東京都渋谷区)が2024年4月8日に発表したリポート「若年老害という言葉から考える、指導者育成と社内教育のポイント」が参考になりそうだ。

   あなたは「若年老害」になっていないか。「若年老害」にどう対応したらよいか。担当者に聞いた。

  • 「若年老害」の説教をどうかわす?
    「若年老害」の説教をどうかわす?
  • 社内のコミュニケーションどうする?
    社内のコミュニケーションどうする?
  • 社内のコミュニケーションどうする?
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  • 社内のコミュニケーションどうする?
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  • 社内のコミュニケーションどうする?
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  • 「若年老害」の説教をどうかわす?
  • 社内のコミュニケーションどうする?
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  • 社内のコミュニケーションどうする?
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「仕事の武勇伝を語る」「酒席の振る舞い方にうるさい」

   「若年老害」という言葉は、20代後半から40代くらいで、早くも組織で「老害」と化している人のことを指すという。もともとは、労働社会学者で働き方評論家の千葉商科大学の常見陽平(つねみ・ようへい)准教授が提唱して広まったとされる。

   常見氏は、『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)や、『できる人という幻想 4つの脅迫観念を乗り越える』(NHK出版新書)などの著作があり、自らも「若き老害・常見陽平」と名乗って多くのメディアに登場、働く若年層が抱えるさまざまな問題に対してズバズバ提言してきた。

   アスマークによると、もともと「老害」という言葉は、頭が固く、傍若無人の振る舞いで周囲に迷惑をかける高齢者を表わしていた。しかし、40代以下の若い世代に対しても、同じような行動をとる人がいることから「若年老害」という言葉が使われるようになったという。

   「若年老害」の具体例としてこんな言動があげられるという。

(1)自分の仕事の武勇伝を語る。
(2)酒の席での振る舞い方について説教する(先輩の酒が空になったら、言われる前に注げ、など)。
(3)「〇〇君の気持ちもわかる」という前置きをして、自分の意見を押しつける。

   さらに特徴的な行動として――。

(4)コロナ禍前の「昔話」を、自慢話のように頻繁に持ち出す。

   こうした「若年老害」が注目されてきた背景には、コロナ禍を経て、働き方に大きな変化が現れてきたことがあげられる。終身雇用や年功序列が衰退して、実力によって抜擢される若手が増えてきたからだ。

   ところが、変化に対する柔軟な思考や自由な発想が求められるのに、旧態依然とした「若手よりベテランが偉い」「部下より上司が偉い」といった固定観念の持ち主が少なくない。

   一方、指導される側も気に入らない上司や先輩に対してレッテル貼りに使うケースがあり、「若年老害」という言葉が広がっているのだ。

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