「日本はモームリ」風俗嬢の手取り相場が大暴落 過激さや命の危険を覚悟して「海外出稼ぎ」に行くワケ

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   風俗業界には「出稼ぎ」という制度がある。住まいから離れた場所に一定期間滞在し、規定の労働時間を守れば日給保証が出るため、確実な収入を得たい人にとっては有難い働き方だ。

   滞在期間は1週間以上が基本で、稼働は12時間以上からと条件はなかなかハードだが、保証システムのおかげで「お茶(お客につかず、収入0円のこと)」を回避できる。平成後期より客入りが不安定なお店が多いからこそ、自ら「出稼ぎ」を希望する女の子は増加傾向にある。

   しかし、そんな「出稼ぎ嬢」たちも苦戦を強いられているらしい。以前はセクシー女優なら日給保証7~10万円が当たり前だったのだが、最近は知名度が高くない限り日給保証が5万円以下となってしまった。

   この現実を知ると「肩書きがある人間で大5枚なら、一般素人は?」という疑問が浮かぶだろう。遠方へ足を延ばしてもさほど稼げず、国内で限界を感じた人々は違法な海外出稼ぎへ手を染めていく。

  • 「出稼ぎ嬢」たちの実情とは(写真はイメージ)
    「出稼ぎ嬢」たちの実情とは(写真はイメージ)
  • 筆者のたかなし亜妖さん
    筆者のたかなし亜妖さん
  • 「出稼ぎ嬢」たちの実情とは(写真はイメージ)
  • 筆者のたかなし亜妖さん

高額保証を出せるほど、売り上げに自信がないお店たち

   「夜職ブーム」、「六本木バブル」などと囁かれるナイト業界だが、爆発的に稼ぐのはほんの一握り。波に乗れたら収入は青天井なものの、そうでないキャストは月収100万円を手にするのすら難しい。

   働き手だけではなく、店そのものの運営が苦しいケースも増えた。

   流行りの店はごく一部で、残りは吸収や合併でどうにか生き残るか、閉店を余儀なくされる。「オトナのお店」は特に厳しく、ここ数年は需要と供給が見合っていないことが多いため、女の子たちに高額の保証を出せば赤字の可能性が高い。絶対に日給10万円を持ち帰らせる自信がないとなれば、提示する保証金額が低めになるのは当然なのである。

   最近は多数のセクシー女優や有名インフルエンサーがナイト業界に出入りし、もはや飽和状態だ。以前は著名人が入店するだけで大きな注目を集められたのに、「今は一店舗に最低1人は在籍しているレベル」に変わってしまったのだから、肩書きがある人間は何も珍しくない。

   著名人の働き手が増えた→客の目が肥えた→食いつきが悪くなる流れが出来たのも、高額保証を打てなくなった大きな理由なのだ。

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