立川の小学校に男2人侵入、教員殴る...浮き彫りとなった防犯の難しさ 不審者対策や訓練を重ねていても

ある程度の対策は取れていたが......

   文科省の「学校の『危機管理マニュアル』等の評価・見直しガイドライン」では、不審者侵入を防止するため、

   (1)校門

   (2)校門から校舎入口まで

   (3)校舎の入口

   の3段階のチェックを強化するよう呼びかけている。

   その方策として、

   (1)校門の施錠、利用箇所・利用時間の指定、フェンス等の設置

   (2)通行場所の指定、死角の排除

   (3)入口の指定・施錠、受付管理

   といったものが挙げられている。

   今回の事件では、立川市教育委員会によると、通常児童が出入りする正門の門扉は、かんぬきで固定されていたものの、施錠はされていなかった。

   逮捕された男性2人は、校舎と体育館をつなぐ通路から中に入り、2年生の教室まで侵入した。さらには、警察に通報していた教員を見て、鍵の閉まった職員室のガラスを割って襲いかかった。

   だが、今回事件が起きた第三小学校では、不審者が入ってきた際の訓練が日常的に行われていたという。

   実際に事件が発生した際も、鍵を閉めて扉側に机を移動させるなど、訓練どおりの行動が取られていた。

姉妹サイト