立川の小学校に男2人侵入、教員殴る...浮き彫りとなった防犯の難しさ 不審者対策や訓練を重ねていても

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学校施設は開いている入口が生じてしまう

   ある程度の対策は取られていても、今回のようなケースが起こってしまったのは、学校組織ゆえの限界があるからだろう。

   小学校には、時間外に遅刻・早退する児童や給食、教材の配送業者などが出入りするため、人員的にも校内に入る人の時間を一律に制限することは難しい。

   警備員や自動開錠装置などの設置にも、金銭的なハードルがある。

   こうして校門から入ると、学校などの大規模施設では非常口や避難扉の施錠が禁止されている。特に学校施設は災害時の避難所としての役割もあるため、開放的な設計になっており、どこかに開いている入口が生じてしまう。

   加えて今回の場合、男性2人は児童の母親に連れられて校内に入ってきたことも、セキュリティーの抜け穴となった。

   立川市の飯田芳男教育長は会見で「想定を超える部分があった。今後の対応を考えたい」と述べ、教育委員会では児童や職員への心のケアを図るとしている。

   今後、児童が安全に教育を受けられるための対策が急がれる。

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