バッテリーまで激薄に...
これはサムスンの、そしてAndroid OS勢からアップルに対しての明確なメッセージと解釈できるだろうか。我々は6mmを切る薄さの製品を実現した。さぁどう応じる、という具合に。
2025年後半に発売されると噂される『iPhone 17 Air(もしくはSlim)』は、その厚さが約5.5mmになるという観測も出ている。
これは単に「激薄スマホ戦争」という意味合いだけでなく、「折りたたみ式iPhone」の試金石でもあるのでは......とも考えられる。
5.5mmのスマホを折りたたんだ場合、厚さは単純計算すると11mmになる。これはiPhone 3Gを下回るサイズで、十分に実用的な薄さと言えるのではないか。
ただし、薄いことは全面的な正義ではない可能性もある。
Galaxy S25 Edgeに関していえば、シリーズの中では最小容量に留まったバッテリー(3,900mAh)は懸念材料として指摘されている。上述の望遠カメラと共に、このあたりは「薄さを実現させるための犠牲」と見る向きもある。
そんなGalaxy S25 Edgeだが、米国では5月30日に発売される予定だ。価格は1099ドル(約16万2,000円)。残念ながら、日本での発売は現時点では発表されていない。
だが、日本にも「5mm台スマホ」が上陸してくるのは時間の問題である。テクノロジーの進歩と共に、スマホもその姿を少しずつ変容させている。
(澤田真一)