韓国プロ球団がロハス・ジュニア放出、「多額投資失敗」地元メディア嘆き...代替は元日本ハム助っ人

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    韓国プロ野球(KBO)リーグのKTウィズは2025年8月2日、所属していた元阪神のメル・ロハス・ジュニア選手(35)との契約を解除したことを発表した。

  • ロハス・ジュニア選手(本人インスタグラムより)
    ロハス・ジュニア選手(本人インスタグラムより)
  • ロハス・ジュニア選手(本人インスタグラムより)

「ロハスは球団と6シーズンを共に過ごした関係だった」

    チームは代替として、昨シーズン、日本ハムでプレーしたアンドリュー・スティーブンソン外野手(31)を獲得。地元メディアによると、年俸20万ドル(約2900万円)で契約したという。

    20年シーズンにKBOリーグの本塁打王となったロハス・ジュニアは、今シーズンは打撃が低迷していた。2日時点で、打率.239、14本塁打、43打点、出塁率と長打率を合わせたOPSは.759だった。

    ロハス・ジュニアは、昨シーズン144試合に出場して、打率.329、32本塁打、112打点を記録。オフに1年180万ドル(約2億6500万円)で契約延長に合意した。

    チームはロハス・ジュニアに打線の主軸として期待するも、高額年俸に見合わない働きに解雇を決断した。チームは3日時点で、リーグ6位タイ(10チーム中)となっている。

    ロハス・ジュニアのシーズン中の解雇に、地元スポーツメディア「スポーツ朝鮮」は、「ロハス・ジュニアを信じていたからこそ...より痛手となる投資の失敗」などのタイトルで記事を公開した。

    記事では球団がロハス・ジュニアを放出した経緯について、次のように説明した。

    「ロハスは球団と6シーズンを共に過ごした関係だった。その間、KBOリーグで優れた成績を残したこともあり、信頼した分だけ球団は多額の投資をしたが、失敗する結果になるとは想像もしていなかった。球団がロハスと別れるまで時間がかかった背景には『もしかしたら』という思いもあったが、逆転はなかった」

「スティーブンソンは強い打球を放つ中長距離型打者」

    そして、こう続けた。

    「チームは打撃の強化が急務だった。ロハスは今年95試合で打率.239、14本塁打、43打点、OPS.759に終わった。過去のロハスなら想像もできない不振だった。さらに、カン・ベクホ、ファン・ジェギュンなど、怪我で長期離脱していた主力打者の打撃も良くなかった。突破口が必要だった」

    ロハス・ジュニアの代わりにチームに加入するスティーブンソンに関して、高い評価を与え、期待を膨らませた。

    スティーブンソンは、大リーグのワシントン・ナショナルズ、ミネソタ・ツインズを経て24年に日本ハムに移籍。昨シーズンは24試合に出場し、打率.161、本塁打、打点ともにゼロだった。

    日本では結果を残せなかったが、ナ・ドヒョンGMは「スティーブンソンは強い打球を放つ中長距離型打者であり、守備では外野の全ポジションを安定してこなせる強みがある。チームに大きな助けになることを期待している」と語ったという。

    米国出身のロハス・ジュニアは、大リーグを経験することなく17年6月にKTウィズに入団。20年シーズンは、打率.349、47本塁打、135打点を記録し、本塁打王と打点王の2冠を達成した。

    20年オフに阪神に移籍し2年間プレーしたが、結果を残せず21年オフに退団した。24年に古巣KTウィズに復帰した。

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