半年前「首相を目指している」と即答していた玉木氏
玉木氏は2025年5月に朝日新聞のインタビュー記事で、参院選後に首相を目指すかを問われ
「もちろん目指している」
と即答していた。せっかく転がり込んできた首相の座に就くチャンスを前に逃げ腰になっている態度に、呆れる反応も目立っている。
ジャーナリストの江川紹子氏は自身のXで、皮肉を込めた。
「首相になり政策を実現する機会を前にして、それを取りに行こうとせず、こんなにも後ずさりし、その機会から懸命に逃れようとする党首って、かつていただろうか...」
国民民主党は、参院選で党勢を拡大したといっても、まだ結党5年の小規模野党だ。玉木氏本人も閣僚経験がなく、政権を任せたところで機能するかどうかを疑う見方も根強い。SNS上では、「だいたい野党側でまとまって政権運営できるかよ」「閣僚経験のない人に首相やらせるの、クラスの陰キャに演劇の主役をやらせるイジメに似てるよね」との声が上がっている。
政治学者の山口二郎氏はXで「最初は玉木に対するいやがらせで始まった話かと思ったが、玉木首班は与党過半数割れの国会では現実味を帯びる。だからこそ、究極のいやがらせになる」と、この動きを分析。その上で「それを反転させて、情報公開、金権政治の打破だけでも実現すると言って立ち上がったら、玉木はヒーローになれるだろう」と期待を寄せた。