巨人・岡本和真、大リーグFA市場で韓国選手と「激突」 韓国メディア展望「岡本の契約タイミングが影響」

    韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」は2025年10月23日、巨人・岡本和真内野手(29)の特集記事を組み、今オフ大リーグに挑戦する韓国出身のソン・ソンムン内野手(キウム・ヒーローズ、29)の強力なライバルになるとした。

  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
  • ソン・ソンムン選手(本人イスタグラムより)
    ソン・ソンムン選手(本人イスタグラムより)
  • 巨人の本拠地・東京ドーム
  • ソン・ソンムン選手(本人イスタグラムより)

ソンのKBO通算成績は打率.283、80本塁打、454打点

    巨人は22日、今オフ岡本がポスティングシステムを利用しての大リーグ挑戦を容認したことを発表した。米メディアによると、複数球団が岡本に興味を示しているという。

    「スポーツ朝鮮」は、岡本の大リーグ挑戦を受ける形で特集記事を組んだ。

    「ソン・ソンムンの前途、日本の特級選手が阻む?」などのタイトルで記事を公開。今オフポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦するソンと、岡本の実力を比較し、両者の展望に言及した。

    ソンは、今シーズンからロサンゼルス・ドジャースでプレーしている韓国出身のキム・ヘソン内野手(26)のKBO時代の同僚だ。チーム公式サイトによると、身長182センチ、体重85キロの右投げ左打ちの内野手。ポジションは主にサードを守っている。

    24年シーズンは142試合に出場し、打率.340、19本塁打、104打点、21盗塁、出塁率と長打率を合わせたOPSは.927だった。今シーズンは、144試合に出場し、打率.315、26本塁打、90打点、OPS.917を記録した。

    ここ2年の間に急激に数字を上げてきた遅咲きの選手だ。規定打席に達したシーズンで打率3割を超えたのは、24年と25年の2回だけ。KBO通算では打率.283、80本塁打、454打点を記録している。

「岡本に比べ、足の速さと広い守備範囲が強み」

    「スポーツ朝鮮」の記事では、「米国への挑戦に乗り出したソン・ソンムンが、日本プロ野球の同ポジションの巨人・岡本和真とFA市場で激突することになった」とし、次のように分析した。

    「ソン・ソンムンの場合、主ポジションであるサード以外に、ファースト、セカンドも可能だ。岡本に比べ、足の速さと広い守備範囲が強みだ。ただし、キム・ヘソンのように代走として本格的に活用されるほどの走力はない。長打力では岡本が優位にある」

    そして、両者の今後の展望について言及した。

    「もし、ソン・ソンムンと岡本が、同じポジションの競争相手と分類される場合、岡本の契約タイミングによって、ソン・ソンムンの契約時期や成立の可否が変わる可能性もある」

    岡本は巨人の主砲として長らくチームをけん引してきた。プロ通算では打率.277、248本塁打、717打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.882だ。

    国際大会でも活躍し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の23年大会に、日本代表として出場した。米国との決勝戦で本塁打を放ち、日本の優勝に大きく貢献した。

姉妹サイト