人気YouTuberのヒカルさんが2025年11月16日に公開した動画で、宅配ピザチェーン「ナポリの窯」を展開する、いちごホールディングス(宮城県仙台市)の取締役に就任したことを発表した。
創業者の死去に伴い同社を託されたとして買収・子会社化を進めたエックスモバイル(東京都港区)の木野将徳社長から、直談判を受けたという。
「売上はそこまでいいとは言えない状況」で
今回は「大手飲食チェーン店から1000人の従業員を救ってほしいと直談判されました」と題した動画が公開された。「ナポリの窯」をめぐって、木野氏が、ヒカルさんとその右腕として知られるサムライパートナーズ代表取締役CEO・入江巨之氏に協力を求めた。
現場側の説明では、新商品やポスティングなどに取り組んでいるものの、「売上はそこまでいいとは言えない状況ではあります、今年に入ってから。ちょっとずつ店舗も減っている」とのこと。
ヒカルさんは、単なるコラボ企画に留まらない経営面やマーケティングでの協力を求められて「めちゃくちゃでかい話」「ぜひお願いしたい」と驚き。一方、自身は食べたことがないとして知名度の低さを指摘する一幕もあり、「知ってもらうっていうのはもう得意なんで。知ってもらいさえすれば、味に自信があるんだったら、おのずとリピートされるでしょうっていう。商品力が高いってのがありがたいです」などと前向きに受け止めた。
場面が変わって数週間後、臨時株主総会を経て、ヒカルさんと入江さんが「ナポリの窯」(いちごホールディングス)取締役に就任したと明かした。なお、木野氏は同社の代表取締役CEOとなっている。