「高市発言」余波止まらず ゆず、JO1...日本人アーティストの中国公演「中止ラッシュ」深刻化

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橋下徹「民間が損を被ることはあってはならない」

   中国公演の中止に対する辛い胸中を口にするアーティストもいる。1年間で8回も中国公演を行うなど、中国で絶大な人気を集めるアイドルグループ「MAGMAZ」は11月23日に上海公演を実施したものの、12月に予定していた広州公演は中止となった。

   「MAGMAZ」のメンバー・ハルカキルサージさんは12月3日放送の『THE TIME,』(TBS系)にVTR出演。番組の取材に対し、「中国公演、愛してくれている方もめちゃくちゃ多いので、なんとも言えへん、悔しいっていうか。どうもできへんみたいな」とコメントしていた。

   多くの日本人アーティストが中国公演を中止せざるを得ない状況に、弁護士の橋下徹さんは11月30日に自身のXで、「中国でビジネスするにはリスクがある。それを分かった上でビジネスをしなければならないが、政治家の戦略なきポロっと発言によって民間が損を被ることはあってはならない」と批判した。

   橋下さんをはじめ、批判の声を向けられていることに危機感を覚えたのか、高市首相は4日、自身のXに「日本の才能あふれるアーティストの皆様が、より多くの国でライブや交流を実現できるよう、政府は海外展開支援を強化します。アジア、欧州、北米など多様な市場で、日本の音楽が響く未来を創ります」と投稿。

   これには「日本の才能あるアーティストやクリエーターが、世界の多様な市場で活躍できるよう、政府の後押しが強化されるのは心強いですね」「いよいよ日本のカルチャーが本気で世界進出ですね!」と賛同が寄せられる一方、「まず中国政府と、今回の件で不利益を被ったアーティスト達に謝罪して下さい」「日本の才能あふれるアーティストの皆様に莫大な損害を与えておいて、何寝言言ってんの?」「この人、自分が日本の総理大臣史上最もアーティストに直接的損害をもたらした人物だと自覚してないのかも知れない」と手厳しい声も少なくなかった。

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