【現役ドラフト】識者注目のソフトバンク25歳、「打撃センスは非凡でパワーも」...第2の細川成也に期待

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    プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年12月7日にユーチューブを更新し、9日に行われる第4回現役ドラフトの注目選手3人を挙げた。

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「上川畑は使えると思う」

    現役ドラフトは、出場機会に恵まれない中堅選手の移籍活性化を狙いとして導入されたもので、22年オフに初めて実施された。

    過去3回の現役ドラフトで、「成功」した選手として知られるのがDeNAから中日に移籍した細川成也外野手(27)だ。第1回目の現役ドラフトで、中日に指名されて移籍した細川は、新天地で目覚ましい活躍を見せた。

    DeNAでは6年間プレーし、1軍出場は合計123試合だったが、移籍1年目の23年は、140試合に出場。打率.253、24本塁打、78打点を記録した。2年目の24年は、143試合に出場して打率.292、23本塁打、67打点。今シーズンは、108試合に出場して打率.256、20本塁打、58打点を記録した。

    現役ドラフトは、細川のように実力がありながらも、チーム事情により出場機会に恵まれない選手にとって大きなチャンスとなる。

    高木氏は、現役ドラフトの候補になりうる3人の選手に注目した。

    1人目は、日本ハムの上川畑大悟内野手(28)だ。川上畑は21年ドラフト会議で日本ハムに9位で指名され入団。23年は108試合、24年は106試合に出場したが、今シーズンは35試合の出場にとどまり、打率.167、5打点に終わった。

    高木氏は川上畑の実力について、「二遊間ができるし、ある程度の勝負強さを持っている」と評し、「守備も割と堅い。そういった意味では、上川畑は使えると思う。特徴的な選手だし、例えばロッテに行っても使える。そこそこの足は持っているから、まあまあいい。バッティングもしぶとい。レギュラーを張ったことがあるから、1年間使える精神力を持っている」と分析した。

「渡邉が花咲いたときには、面白い選手になる」

    2人目に挙げたのが、ソフトバンクの渡邉陸捕手(25)。18年育成1位の渡邉は、22年に1軍デビューを飾り20試合に出場するも、23年、24年は1度も1軍出場がなかった。今シーズンは、24試合に出場して打率.222、5打点だった。

    高木氏は、渡邉の打撃を評価し、次のように自身の見解を語った。

    「この選手のバッティングの良さというのは、バッティングに専念させてあげたらどうなんだろうと思う。セ・リーグでもDHが導入される。この選手の持っているバッティングのセンスというのは、非凡なものがある。パワーも持ち合わせている。これが花咲いたときには、面白い選手になると思っている。(第2の細川に)なり得る」

    そして、最後に名を挙げたのは、楽天の武藤敦貴外野手(24)だ。武藤は19年ドラフト会議4位で楽天に指名され入団。昨シーズンは7試合の出場にとどまったが、今シーズンは自身最多の62試合に出場し、打率.204、10打点を記録した。

    高木氏は武藤について「センスがいい」とし、「平均点ではなくて、特別な選手がある。このセンスが開花した時には、1、2番を打てるような選手になるだろう。足もそこそこ速い。使える選手になっていくと思う。西武でもいい。守備だけとかいろいろ考えると、阪神でもいい。中日でも、ヤクルトでもいい。本当にこの選手はセンスがいい。打つこととか。もし(現役ドラフトに)出てくるようなことがあれば、1番で取った方がいいと思う」とプッシュした。

    今回で第4回目を迎える現役ドラフト。今年はどのようなドラマが待ち受けるのか。

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