【ドジャース】キム・ヘソンは「過小評価されている」、大谷翔平の打点に貢献...「トレードせずチャンス与えるべき」米メディア

    米ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」(ウェブ版)が2025年12月17日、韓国出身キム・ヘソン内野手(ドジャース、26)の特集記事を組み、キムが「過小評価されている」との見解を示した。

  • キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
    キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷、山本、佐々木、キム(ドジャースインスタグラムより)
    大谷、山本、佐々木、キム(ドジャースインスタグラムより)
  • キム選手(左)と大谷選手
    キム選手(左)と大谷選手
  • キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷、山本、佐々木、キム(ドジャースインスタグラムより)
  • キム選手(左)と大谷選手

今季は71試合に出場して打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁

    キムは米国1年目の今シーズン、マイナーで開幕を迎え、5月に大リーグに昇格した。

    ライバルとの激しい競争の中、71試合に出場し、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁を記録。守備では、ユーティリティプレイヤーとして、セカンド、ショート、センターのポジションをこなし、チームに貢献した。

    ポストシーズンでは、全シリーズでロースター(出場登録選手枠)入りを果たし、ワールドシリーズ(WS)にも出場。WS第7戦では、延長11回からセカンドの守備に入り、WS2連覇達成の瞬間をグラウンドで迎えた。

    チームはWS3連覇に向け、今オフ戦力補強に余念がない。戦力強化の過程で、キムのトレードの可能性も浮上しており、今後の動向に注目が集まっている。

    このようなチーム事情を踏まえ、「ドジャースウェイ」は「ドジャースは内野手の獲得に焦らず、過小評価されている選手にチャンスを与えるべきだ」とのタイトルで記事を展開。キムが「過小評価されている」とした。

「なぜキムの価値を軽視するのか?」

    記事では「ドジャースは過剰な補強傾向にある。実際には外野の打力補強が必要な状況にもかかわらず、内野の補強を排除していないようだ。カージナルスのブレンダン・ドノバン(ユーティリティ選手だが主に2塁手)への関心がその証拠だ。既にキム・ヘソンを擁しているのに、なぜわざわざドノバンをトレードで獲得する必要があるのか?」との見解を示し、こう続けた。

    「ドジャースは、彼を獲得した時点でパワーヒッターではないと承知していたが、ミゲル・ロハスらではなくキムを打順下位に配置したことで、打順が巡ってきた際の大谷翔平の打点機会が即座に増えた。ドジャースがドノバンやスティーブン・クワンを獲得した場合、キムがトレードされる可能性は十分にある。しかし、なぜ彼の価値を軽視するのか?71試合で打率.280、13盗塁を記録した選手だ。彼が戦力でないと言えるだろうか」

    今シーズン、韓国出身大リーガーとして唯一、ポストシーズン進出を果たし、WSを制したキム。来シーズン、再びドジャースのユニホームを着てプレーするのか。今オフのドジャースの動向に目が離せない。

姉妹サイト