村上宗隆「短期契約」は最良、ドジャースの狙いは2年後...「ロスで本塁打量産する夢は終わっていない」米メディア報道

   米ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」(ウェブ版)が2025年12月22日、シカゴ・ホワイトソックスに入団した村上宗隆内野手(25)の特集記事を組み、2年後のロサンゼルス・ドジャース入りに期待を寄せた。

  • 村上宗隆選手(球団インスタグラムより)
    村上宗隆選手(球団インスタグラムより)
  • 村上宗隆選手(球団インスタグラムより)

「ドジャースは村上を起用するポジションがなかった」

   米メディアによると、村上は22日(日本時間)にホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)の契約を結んだ。

   今オフ、村上が大リーグ挑戦を表明すると、米国での報道が過熱。米メディアの予想では、複数球団による争奪戦が展開され、契約期間は5年から6年の長期で、1億ドル以上(約157億円)の大型契約が見込まれていた。

   実際のホワイトソックスとの契約は、契約期間、年俸ともに米メディアの予想を大きく下回った。

   「ドジャースウェイ」は、「ホワイトソックス短期契約、ドジャースが日本人強打者を獲得する可能性を残す」とのタイトルで、2年後に村上がフリーエージェント(FA)でドジャース入りする可能性に言及した。

   同メディアは、現在のドジャースのチーム事情に触れ、「ドジャースは、村上を起用するポジションがなかった」とし、「村上は主に3塁手としてプレーしており、メジャーでは1塁へ転向するとの見方が多かった。ドジャースはマックス・マンシーのオプション権を行使し、彼に3塁守備をもう1年任せることを決めた。1塁手のフレディ・フリーマンはもちろん、チームを離れることはない」と解説した。

村上「しっかりここでスタートしてがんばっていきたい」

   そして、こう続けた。

   「村上はホワイトソックスとの契約に合意した。ドジャースにとってこれは最良の結果であり、村上がロサンゼルスで本塁打を量産する夢は終わっていない。村上がホワイトソックスで成功すれば、わずか28歳で再びFAとなる。今回は、かつて予想された巨額契約を手にできる可能性を秘めている。まさにそこがドジャースの狙いどころだ。重要なのは、村上がFAとなる頃には、マンシーとフリーマンの両契約が満了している点だ」

   記事では、ドジャースの山本由伸投手(27)が、村上とは一緒に食事に行く仲であることを指摘し、「多くの点で、これはドジャースにとって最良のシナリオである」とした。

   スポーツ紙によると、村上は23日にホワイトソックスの本拠地レートフィールドで入団会見を行い、「まだまだ僕の人生は続くので、しっかりここでスタートしてがんばっていきたいという気持ちです」などと意気込みを語ったという。

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