プロ野球選手がもだえ苦しむ花粉症の重症化 「ドーピングに抵触しない薬を認めて」悲痛な訴え

   2026年シーズンの開幕に向けて、オープン戦が連日行われている中、多くの選手たちが頭を悩ませているのが花粉症だ。

  • 多くのプロ野球選手たちが花粉症に頭を悩ませる(写真はイメージ)
    多くのプロ野球選手たちが花粉症に頭を悩ませる(写真はイメージ)
  • 松井秀喜さん(2016年撮影)
    松井秀喜さん(2016年撮影)
  • 多くのプロ野球選手たちが花粉症に頭を悩ませる(写真はイメージ)
  • 松井秀喜さん(2016年撮影)

「1年でこの時期が一番きついです」

   在京球団の30代選手が目を真っ赤にして明かす。

「1年でこの時期が一番きついです。花粉が舞っていて鼻水、目のかゆみが止まらない。野球でプレーしている時は集中していますが、目を開けることすらつらい。ベンチに戻ると、ティッシュが手放せません。いろいろな対策をしたいですが、ドーピング違反になる恐れがあるので、うかつに薬を飲めない。花粉症に悩んでいる選手は多いと思います。グラウンド上のパフォーマンスに影響を及ぼしますし、NPBで摂取していい薬を指定してもらえるとありがたいんですけどね」

   花粉症に悩まされた強打者は多い。

   通算474本塁打を記録した田淵幸一氏は現役時代に鼻水が止まらず眠れなかったことをメディアの取材で明かしている。西武、ダイエーで走攻守3拍子そろった大型外野手として活躍した秋山幸二氏も花粉症に悩まされた。当時の西武球場はシーズンが開幕する4月にスギ花粉が舞い上がるため、目のかゆみや鼻水が止まらなくなり打撃の状態が上がらず、花粉症が落ち着いた5月に活躍したことから「ミスター・メイ」と形容された。

   日米通算507本塁打をマークした松井秀喜氏も花粉症に苦しんだ。巨人でプレーしていた時期だけでなく、メジャー挑戦後もヤンキースがキャンプを行っていたフロリダはキャンプの飛散量が多かったためコンディション調整に苦労した。

   花粉症は日本の人口の約4割が罹患しているといわれ、「国民病」と位置づけられている。NPBが医療機関と連携して症状をやわらげる薬を選定するなど、対策を検討する必要があるかもしれない。

(中町顕吾)

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