性加害の漫画家「堕天作戦」、休載1か月で「連載再開」告知 6年前の投稿「発掘」で批判噴出「何考えてるんだよ...」

   小学館の漫画配信アプリ「マンガワン」で、性加害で罰金刑を受けた漫画家・山本章一氏を別のペンネームで起用していた問題で、山本氏が原作を担当していた漫画「堕天作戦」X公式アカウントの過去の投稿が問題視されている。

   作品は20年2月に連載を休止すると発表し、それから1か月も立たないうちに「連載の再開」を予告。その書きぶりがSNS上で注目を集めている。

  • 「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より
    「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より
  • 「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より
    「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より
  • 「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より
  • 「堕天作戦」の公式Xアカウント(@datensakusen)より

山本氏逮捕から「堕天作戦」の連載終了まで2年以上経過

   小学館が26年3月4日に掲載した発表によれば、山本氏が20年2月に児童買春などの罪で逮捕され、「その事実を把握した時点」で、「堕天作戦」の連載中止を会社として指示したとしている。「その事実を把握した時点」の具体的な時期については、明示していない。

   「堕天作戦」の公式Xアカウントでは、20年2月4日に山本氏の「体調不良」で休載すると報告。その後22年10月1日の投稿で、山本氏の「都合」で掲載を終了すると発表している。つまり、山本氏の逮捕から「堕天作戦」の連載終了まで2年以上が経過していることになる。

   小学館広報室は26年3月5日、J-CASTニュースの取材に対し、同社が山本氏の逮捕を把握した時期について「はっきりとした日付は調査中」だとしつつも、21年に担当編集者から法務部に、山本氏と被害女性との和解協議に関して相談があった前であることは確実だとした。

   連載終了まで間が空いたことについては、「休載が続いていましたが、連載終了について正式に決まったのは22年になります」「『連載中止』という指示をしておりますので、そのままの状態が続いていた」と説明した。

   なお、小学館は26年3月4日の発表で、山本氏と被害女性との和解協議について、「会社ぐるみで関与したとの認識はございません」と述べている。

「3/4(火)より連載を再開いたします!」

   SNS上で注目を集めているのは、「堕天作戦」の公式Xアカウントで、20年2月28日に告知された「連載の再開」の投稿だ。同年2月4日に山本氏の「体調不良」で急きょ休載すると発表されてから、1か月も経っていないタイミングでの報告だった。

   連載再開に関する投稿は「吉報!」と題し、次のような内容だった。

「大変お待たせし、ご心配をおかけいたしました。「堕天作戦」ですが3/4(火)より連載を再開いたします! また、今後はちょい足しが増える、かも!? (過去にちょい足しがなかった回につくことも...!?) 本編とあわせて、ぜひお楽しみくださいませ! よろしくお願いいたします!」

   添付の画像では、山本氏と担当編集のコメントをそれぞれ掲載。また、「再開だー!」と喜んでいる笑顔の男性の作画も載っていた。

   山本氏を別名義で起用していた問題が明らかになると、SNS上では、この投稿が再び注目を集めた。

   これに対し、「笑顔で再開だーって告知は何考えてるんだよ...」「このテンション高い告知時点でマンガワン側は事件を把握してたのか否か気になる」「作者と関係者は、関わる全ての人々を裏切る行為を続けた」などの声が寄せられている。

   なお、「堕天作戦」の公式Xアカウントは連載再開について告知したものの、その次の投稿の日付は2年以上が経過した22年10月1日になっている(26年3月6日時点)。この時の投稿では、連載の中止を発表するとともに、同アカウントを同年11月1日から山本氏に「管理者権限」を譲渡すると報告していた。

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