日本時間2026年3月20日(現地時間19日)に開かれた日米首脳会談での、トランプ米大統領による発言が、特に欧米メディアで問題視されている。「日本ほど『サプライズ』を心得ている国が一体どこにあるだろう?」問題となったのは、高市早苗首相との会談での、記者団からの質問に対しての発言だった。イギリスのオンライン新聞「インデペンデント」は、会見の様子を次のように伝えている。2月末に行われたアメリカとイスラエルのイラン攻撃について、日本や欧州などの同盟国に事前に知らせなかった理由を問われた際、トランプ氏は「やる時は強硬にやる。誰にも伝えなかったのは、サプライズにしたかったためだ」と回答。トランプ氏は「日本ほど『サプライズ』を心得ている国が一体どこにあるだろう?」と続けると、米国の政府関係者からは控えめな笑いが上がったという。さらに、高市氏に対し「なぜ、真珠湾攻撃のことを僕に話してくれなかったんだい?」と問いかけた。同紙では、「20年後に生まれた早苗氏」(編注:高市氏は1961年生まれ)に対する発言で、「笑いははっきりと聞こえるため息へと変わり、部屋は静まり返った」ともしていた。「恥ずかしいことこの上ない!」動画では、記者からの笑い声が消え、「うーん......」と唸るようなため息が聞こえる。当初微笑みを浮かべていた高市氏だが、「真珠湾」発言には困惑気味に顔を強張らせていた。欧米の各紙も、「gasp(息をのむ)」「shocking(ショッキングな・ゾッとする)」「cringe(畏縮する)」といった表現を用いて、現場の様子を伝えている。会見の様子はSNSで拡散され、現地のXユーザーらからも困惑の声が上がった。 「IamaTrumpsupporter-andthiswashorrible.(私はトランプ支持者ですが、今回の件はひどかった)」 「HelikestoembarrasshisguestsIthinkhedoesitonpurpose(彼はゲストを困らせるのが趣味なんだ。わざとやっているのだろう)」 「Well,ifTrump'ssayingthatthepreemptivestrikeheorderedagainstIranisjustlikePearlHarbor,thenthat'sbasicallyhimadmittingthatPearlHarborwasjustifiedlol(まあ、もしトランプが自分がイランに対して命じた先制攻撃が真珠湾攻撃と同じだと言っているなら、それはつまり彼自身が真珠湾攻撃は正当だったと認めているようなものだ)」オバマ陣営でのロングアイランド地区選挙対策委員長などを務めた民主党ストラテジストのジョン・クーパー氏は、自身のXで「Ican'tbelievethatTrumpjustjokedaboutPearlHarborwhilesittingnexttoJapan'sprimeministerattheWhiteHouse.Whatanabsoluteembarrassment!(トランプ氏がホワイトハウスで日本の首相の隣に座りながら、真珠湾攻撃について冗談を言ったなんて信じられない。恥ずかしいことこの上ない!)」と批判。Foxが運営するスポーツ評論サイト「OutKick」の創設者で弁護士のクレイ・トラヴィス氏は、「TrumpwasalsonotaliveyetonPearlHarborDay,Jake.Thiswasajokeabouttheimportanceofkeepingsurprisesinwar.Aseveryonewithafunctionalbrainrecognized.(真珠湾攻撃の日にはトランプもまだ生まれていなかった。これは、戦争において奇襲を仕掛けることの重要性を皮肉ったジョークだった。まともな頭脳を持つ人なら誰でも理解していたことだ)」とつづっている。トランプ氏をめぐっては、18年6月に開かれた日米首脳会館でも、当時の安倍晋三首相に対し、「私は真珠湾を忘れない」と語っていたとの報道が波紋を広げていた。
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