落語家の立川志らくさんが2026年3月22日、Xで「お笑い大会の審査員の得点方」についての持論をつづった。「トップに100点はありえない」状況に「これって不健康じゃないですか?」18年から22年までの5年間、漫才コンクール「M-1グランプリ」決勝の審査員を務めた志らくさんは「お笑い大会の審査員の得点方についてひと言。5年間M1の審査員をした経験からアドバイスを」と切り出し、持論を展開した。「百点満点が主流だが、事前にスタッフから得点の基準の説明はないはず」といい、「つまり審査員が感覚だけで点をつけるわけで、悪い言い方をすればなんとなく90点、かなり面白かったら95点」。M-1グランプリの出順は例年「笑神籤(えみくじ)」と呼ばれるくじ引きで決まるが、「トップバッターが不利」とされる。志らくさんは「トップバッターが不利と言われるのはトップに高得点をつけちゃうとその後がつけづらい。例えばトップに100点入れたらその後、もっと面白いのが出てきた時に困る。だからトップに100点はありえない」とした上で、「これって不健康じゃないですか?」と疑問を呈した。「ネタの構成力、笑いの多さ、現代性、巧さ、そして審査員の好みの5項目」「フィギュアスケートのようにしたら?」といい、「フィギュアは技術点と総合点から転倒などの減点を差し引いて決めている。技術点には技の難易度、出来栄え、総合点は五項目の芸術点が。それらの合計点」と説明。「お笑いも審査員のなんとなくではなく、ネタの構成力、笑いの多さ、現代性、巧さ、そして審査員の好みの5項目をそれぞれ10点満点。それを倍にして、更に時間オーバー分を差し引いて合計点にしたらどうだろう?」と提言した。志らくさんはトム・ブラウンやランジャタイ、ヨネダ2000に高得点をつけるなど、独自の価値観を盛り込んだ採点で話題を集めていたが、「例えば昨年のトムブラウン」として、自身の審査例を挙げた。フィギュアスケート式の採点では「構成力9点、笑い10点。現代性9点、巧さ8点。好み10点。時間オーバーなし。合計92点」といい、「なんとなくだと100点だけどね」。こうした採点方法とすることで、「さすれば審査員もあまり炎上しないし、出場者もかなり納得するんじゃないかなあ」。「問題は審査員の点の見せ方。あまりに多いと見る側が混乱する。後々ネットで発表してもいい」と具体的な運用案もつづっている。志らくさんの提案には、お笑いファンからさまざまな意見が寄せられている。「全員終わってからまとめて点数発表でいんじゃねってずっと思ってる 見せ場は減るけどエンタメ性と競技性のどっちを取るかっていう」「トップバッターは有無を言わさず全員80点という事にしてしまったら、どうでしょうか」「まぁそうなるとみんな『高得点を取れる漫才』を目指しちゃうからなー。審査基準は明確になるけど、型にはめて採点するのがお笑いにとっていいことなのかどうなのか」なお、志らくさんは続く投稿で「まあ色々意見はある」とし、「本当はね、たけしさんと松本人志さんとさんまさんと高田文夫先生が審査員で、こいつらが一番面白い! と言うのが一番良い。点数ではなくて誰に面白いと思われたか」と主張。「落語の大会だっだら、談志ひとりに面白いと思われたらそれだけで自分としては優勝。他の人の評価はいらない」としている。
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