プロ野球楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏(59)が、2026年3月24日にユーチューブを更新し、佐々木朗希投手(ドジャース、24)の不調の要因について、「大人の体になっていない」ことを挙げた。
「ロッテではケガさせないことが1番最初。大切に育てる」
大リーグ2年目となる佐々木は、オープン戦で結果を残せなかった。
24日に行われたロサンゼルス・エンゼルス戦に先発し、初回は1死も取れずに途中降板。オープン戦の特別ルールで2回に再びマウンドに上がり、この日は計2回3分の0、無安打5失点、2三振6四球2死球の大乱調だった。
これでオープン戦4試合に登板して、防御率は15.58となった。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)は、佐々木の開幕ローテーション入りを公言しており、31日(日本時間)に行われるクリーブランド・ガーディアンズ戦の先発に内定している。
佐々木は大リーグ1年目の25年シーズンは、序盤戦から制球に苦しんだ。5月には右肩インピンジメント症候群により、負傷者リスト入り。9月に復帰を果たすと、ポストシーズンでリリーフとして躍動し、チームの世界一に大きく貢献した。
現役時代、米国でプレーした経験を持つ大久保氏は、佐々木の現状に関して「簡単にいえば、ダメなのか、いいのか。調子がいいのか、それともまだ実力がないのか。はっきり言います。佐々木投手は、まだまだ未完の怪物さんだと思って下さい。未完の怪物。まだまだ未完です」と期待を込めた。
そして「未完」とした理由について説明した。
「(日本でプロ入りした)ロッテでは、ケガさせないことが1番最初。大切に育てる。だから投げ込みはしない。極端なウエイトトレーニングだとか、追い込むようなことはしない。まずケガをさせないことが大事だった。(ロッテ時代に)身長がまだ伸びていた。身長が1センチ伸びると、感覚が全然違ってくる」
「体の成長とともに、いかに辛抱してトレーニングをしていくか」
大久保氏は、巨人の打撃コーチ時代に指導した秋広優人選手(ソフトバンク、23)を例に挙げ、佐々木の体格について独自に分析した。NPB(日本野球機構)公式サイトによると、秋広は身長201センチ、107キロの体格を誇る。一方、佐々木は身長188センチ、85キロだ。
大久保氏は「ソフトバンクの秋広選手も(巨人時代)身長が伸びていた。代謝が良すぎて、体が大きくならない。ガリガリのままだった。代謝が悪くなると、脂肪や筋肉がついてくるが、いくらトレーニングしてもダメだった。佐々木選手もこれと一緒」と指摘し、こう続けた。
「今1番大事なことは焦らないこと。メジャーでは、今永(昇太)投手や山本(由伸)投手が活躍している。彼らは体が大人になっている。佐々木朗希は違う。佐々木投手は体が追いついていっていない。ロッテ時代から体が変わっていない。まだまだ細い。だから、佐々木投手にいま必要なことは、体の成長とともに、いかに辛抱してトレーニングをしていくか。これからはトレーニングにもっと負荷をかけることができる。そうなると、もっと球が強くなって、自信がついてコントロールも良くなる」
25年のレギュラーシーズンは、10試合に登板して1勝1敗、防御率4.46だった。オープン戦不調で迎える今シーズンは、どのようなパフォーマンスを披露するのか。31日の初登板に注目が集まる。