2026年3月27日に開幕するプロ野球。侍ジャパンでWBCに出場したロッテの種市篤暉が右肩のコンディションで、開幕に間に合わないことが判明した。メディア報道によると、患部の状態は重症ではなく、サブロー監督は開幕3カード目以降の復帰を示唆しているという。
本来は先発投手だが、WBCでは中継ぎ登板で活躍
種市はロッテで先発の中心として回っているが、侍ジャパンではリリーバーとして起用された。1次リーグでは2026年3月7日の韓国戦で1回3奪三振無失点、8日の豪州戦で1回2奪三振無失点と連投でチームの勝利に貢献した。
14日の準々決勝・ベネズエラ戦は、回またぎとなった2イング目に二塁への牽制が悪送球になり1点を失ったが、150キロを超える球威十分の直球と落差の鋭いフォークは強烈なインパクトを与え、メジャーの関係者がバックネット裏から熱視線を送っていた。
過去に侍ジャパンで国際大会を経験したある投手は、懸念を口にする。
「普段のシーズンと違い、3月の頭にピークを持っていかなければいけないので肘、肩には大きな負担がかかる。しかも、種市は不慣れな中継ぎで連投している。アドレナリンが上がっているのでマウンドでは思い切り右腕を振れますが、コンディションに不具合が起きても不思議ではない。WBCの代償は大きいです。ロッテに戻り、先発で調整するためには球数を投げるスタミナが求められるので時間が必要です。チームに不可欠な投手であることは間違いないですが、大きな故障につながらないように慎重に調整して欲しいですね」
種市には未来がある。無理は禁物だ。
(中町顕吾)