静岡地検は2026年3月30日、静岡県伊東市の田久保真紀前市長を有印私文書偽造・同行使罪などで在宅起訴した。
各社が報じたもので、SNSでは、田久保氏が学長と法学部長の名前が入った印鑑をインターネットで注文していたとの内容に、波紋が広がっている。
「文学博士○○之印」「法学博士○○之印」使用し自作か
田久保氏をめぐっては25年6月に、当時卒業したと説明していた東洋大学を除籍されていた疑惑が発覚。伊東市議会の議長と副議長に「卒業証書」とされるものを見せたとされているが、その後の提出要請には応じなかった。
同市議会は9月に田久保氏の不信任決議を全会一致で可決したが、田久保氏は議会を解散。その後、10月19日に市議会議員選挙が実施され、31日に度目の不信任決議案が可決され、田久保氏は失職となった。
田久保氏はその後、12月に行われた市長選に出馬するも落選していた。
複数報道によると、静岡地検は30日、一連の騒動をめぐり、田久保氏を有印私文書偽造・同行使罪および地方自治法違反の罪で在宅起訴した。
田久保氏は卒業証書を偽造する目的で学長と法学部長の名前が入った印鑑をインターネットで注文。「文学博士○○之印」「法学博士○○之印」と刻まれた印鑑を使い、偽の卒業証書を作成して市役所内で市職員や市議会の正副議長に提示したとしている。
田久保氏が提示した卒業証書に押印された印鑑は、本来押印されるものとは肩書などが異なっていたとの報道もある。
「印鑑偽造してるわけだから、普通に詐欺師だよね」
SNSでは、「田久保真紀前市長」「印鑑と肩書」「印鑑 偽造」といったワードがXトレンド入りした。
「最初に正直に謝っておけば、ここまで広がらなかったのにね」「こんだけ問題になっているのになぜ印鑑業者は名乗り出なかった?」など、困惑の声が相次いでいる。
「ひろゆき」こと実業家の西村博之さんは、「東洋大学学長の印鑑を自分で作成して、押印して、卒業証書を偽造したとして、田久保・前伊東市長を在宅起訴。印鑑偽造してるわけだから、普通に詐欺師だよね。犯罪者の厚顔無恥さは凄いね 」とあきれている。
弁護士の紀藤正樹氏は、「事件発覚当初は卒業証書は学友が善意で作ったとの報道があり、偽造罪は不起訴、経歴詐称のみ公職選挙法で略式起訴の線もあり得ると思っていましたが、現在の報道では、田久保被告自ら偽造印鑑を用意し文書も偽造したということであるならあまりにも悪質」とした。
なお、田久保氏は31日16時現在、SNSでの発信等は行っていない。