国民民主党の玉木雄一郎代表が2026年4月7日に行った会見で、高市早苗首相が情報発信にSNSサービスの「X」を多用していることに注文をつけた。党首討論の定例化も提案した。
「昨日、Xで『半年分』と書かせていただいた」
会見では、女性記者から高市氏の情報発信の是非をめぐる質問が飛んだ。
記者は高市氏について、官邸でのいわゆる「ぶら下がり取材」に応じる機会が歴代の首相に比べて少なく、週末を中心にXでの発信を行っていると説明。
「海外の首脳もXを通じて直接発信する方法が主流となっており、時代の変化とも言えるが、記者からの質問には答えていない、説明責任を果たしていないという批判もある」と指摘した。
高市氏は6日に行われた参院予算委員会に出席した際も、Xでの投稿を根拠に答弁を行う場面があった。
立憲民主党の小西洋之氏から中東情勢の悪化を受けての石油関連製品の安定供給への懸念について問われた場面で、「昨日、Xで『半年分』と書かせていただいた」と回答。
この回答に対し、小西氏は「記者会見をやっていただきたい。世界の首脳は、韓国の大統領をはじめ記者会見をどんどんやっている。週末にXを使って国民に呟く、しかもそれは読み解いても何言ってるんだかよくわからない。高市総理自ら記者会見を開いて、物資の供給確保の見通しと取り組みについて国民に説明することを求めます」としていた。
「『SNSばかりやっている』というイメージになるのは......」
玉木氏は、ツイッター(現・X)の利用頻度や依存度が高い「ツイ廃(ツイッター廃人)」を自称するほどのSNSユーザーだ。
玉木氏は、「国会見てても、総理はそれなりにお答えになっているので。SNSで発信するのはこれからの潮流なので、国のトップとして(発信するのは)いいと思う」としつつ、「『もう少しこの部分を更問いしたい』というのは記者の皆さんも我々議員もそうだと思う」と発信内容を不十分に感じる場面もあるとした。
「記者会見なり、国会なり出てきていただいて、率直に国民向けにお話しになったらどうかなとは思う」とし、「変に拒否して『SNSばかりやっている』というイメージになるのは、たぶん高市総理の望んでいる姿ではないと思う」とも語った。
「代わりに定期的に党首討論をやっていただく」
一方、多忙な高市氏に対し「お忙しいし、国会では委員会への出席は抑えた上で、その代わりに定期的に党首討論をやっていただく」と党首討論の定期的な開催をオファー。
「報道機関との関係でも、定期的に(会見や質疑応答を)やる機会は定期的に設けられたほうがいいのでは」と語り、「私もそうですし、皆さんとやりとりすることによって教えてもらうこともあるし、鍛えてもらう機会でもある。その先に、国民にどう伝えていくのかってことは非常に大事ではないか」とした。
玉木氏の主張には、「SNSもやる、会見もやる。当たり前の話だが、それを両立してこそ信頼は積み上がる。今求められているのは発信量ではなく、逃げない姿勢だ」「記者会見はすればいいが、程々かと。現状もイラン情勢では、会見で発表できないことも多いでしょうし」など、さまざまな意見が寄せられている。