作家の乙武洋匡さんが2026年4月13日、Xで「バリアフリートイレ」について問題提起した。「中から出てくるのは健常者に見える方ばかり」乙武さんは「体感ベースで恐縮ですが、最近『バリアフリートイレ』を利用しようとしても埋まっていることが多くなったように感じます」と指摘した。「車椅子ユーザーの外出が増えたということなら大歓迎なのですが、中から出てくるのは健常者に見える方ばかり」とポツリ。「もちろん、内部障害を抱えていたり、性的マイノリティの方だったりする可能性もあるとは思います」としつつ、「ですが、もし『広めの個室でゆっくりしたい』といった理由でご使用の方がいれば、このポスターが啓発しているように『このトイレでないと用が足せない』人々もいることに思いを馳せていただければ幸いです」と呼びかけた。「緊急時などには健常者も利用できるもの」投稿には、国土交通省による「広いスペースのバリアフリートイレを必要としている方が困っています」と書かれたポスターが添えられている。ポスターによると、バリアフリートイレは、従来は「多機能トイレ」「多目的トイレ」と呼ばれていたトイレを総称したものだ。車椅子を回転できる広いスペースや手すりなどを必要とする「車椅子使用者」や、ベビーカーで入りベビーチェアやおむつ交換台などを使用する必要のある「乳幼児連れの人」、異性の同伴や介助を必要とする「発達障害など同伴が必要な人」、汚物流しを使用する必要のある「オストメイト(人工肛門等保有者)」などに使われるトイレのことを指す。東京都による「バリアフリートイレとは? 設備の内容や使い方のマナー、探し方を紹介」との記事では、利用にあたって「一般的なトイレの利用が難しい人を優先する」としている。「もちろん、緊急時などには健常者も利用できるもの」とした上で、「『誰でも自由に使える』と拡大解釈され、一般のトイレが混雑しているときに健常者が利用したり、化粧や着替えなどで利用したりする人もおり、本来の用途で使用したい人が使えないこともあります」という。「そもそも多目的トイレが足りてないって理由もあると思う」乙武さんの訴えには、「本当に埋まってます。権利を主張して、使う人達がそこしか使えない人達の事を本当に考えてない人多いです」など、困っているというユーザーからの声が上がった。一方で、状況に応じてバリアフリートイレを利用するというユーザーからは、「埋まってて空いていればさっと使うことはあります。遠慮してずっと置いておくのも違うと思うし。なるべく早く出るようには心がけています」「多目的トイレを使う方が多くなっているのでは? 小さいお子さん連れだと個室に一緒に入ったりするでしょうし、足や膝が悪い方は狭い個室だと辛いのでは」といった意見もある。「そもそも多目的トイレが足りてないって理由もあると思うんだよなぁ。多目的トイレは足りてる! って主張する人たちがSNSには定期的に湧くけど、実際にはまだまだ少ないよね」など、根本的な解決が必要だとの声もあった。
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