国民民主党の榛葉賀津也幹事長が2026年4月24日の定例会見で、元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏によるユダヤ人をめぐる発言について、疑問を呈した。「ましてやユダヤ人ですよね?」発言が波紋玉川氏は10日放送の報道番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し、米国とイランの協議に米・トランプ大統領の娘の夫・クシュナー氏が出席する方針が示されたことについて、「アメリカ側の協議出席者にいるクシュナー氏って、何の権限でこの人は......何ですか、トランプ氏の娘婿?要するにトランプ家の代表として入っているとしか見えないし、ましてやユダヤ人ですよね?」と発言した。玉川氏の発言には、「人種差別ではないか」とする意見が相次ぎ、SNSでは発言部分を切り取った動画も拡散された。駐日イスラエル大使のギラッド・コーヘン氏は14日、テレビ朝日に対し「正式な書簡」で抗議したことをSNSで表明。テレビ朝日側は15日、公式サイトで玉川氏の名前は伏せた上で「差別と受けとられかねない、誤解を招くものでした」などと謝罪していた。「我々がイスラエルから学ぶことは多ですし、ユダヤの民から学ぶことは多」榛葉氏はかつてイスラエル国立ヘブライ大学大学院国際政治学部に留学していた経験を持つ。自身の公式サイトでは、イスラエル時代を振り返り、「イスラエルでの生活は、私の人生観をさらに大きく変えた。『命の大切さ』『平和の意味』を、身をもって体験した。イスラエルという国は、常に戦争の危機と隣り合わせ。それでも人々は、たくましく生きている。そんな姿に、大きな感銘を受けた」と振り返っている。24日の定例会見では、記者から「日本はイスラエルから学ぶことが多いように思うが」との質問が飛んだ。榛葉氏は「我々がイスラエルから学ぶことは多ですし、ユダヤの民から学ぶことは多ですし、逆にイスラエル人が日本に学ぶことは多いとよく言ってくれますね」とコメントした。イスラエルの強みについては、「国や民族、言葉を守ることに本当にすべてをかけている。国が存続することが当たり前ではないと」と説明。「国土と主権と国民を守ることに、これだけリアリスティックに、世界から誹謗中傷を受け、国連がどんなきれいごとを言おうとも、最後に自分たちの国民と国土と主権を守り、2000年使っていなかったヘブライ語を復活させた」とした。「次の日、どうなるんだと思ったら、またテレビに出ていた」そうした上で、「先日、ある朝のワイドショーで、ユダヤ人を交渉に入れるなと言った方がいて。ちょっとびっくりしたんですけどね」と玉川氏の発言に言及した。「あの方は聡明な方ですからご存じだと思うが」とフォローしつつ、「イランにはアラブ国家最大のユダヤ人コミュニティーがあり、いまだに2万人近くがイラン人とともに共存している。粛々と、同じ旧約聖書の民だと言って、信頼関係の中で平和に暮らしている」と説明。「誤解してはいけないのは、イランの立場からすると、シオニズム運動をしたユダヤ人、イスラエル人の関係者が許せないのだと。イランの立場に立てばそういうこと」とした。「シオニズム運動が起こる前までは、争いなんかないんですから」とし、「短絡的に『ユダヤ人だからイスラムの敵だ、アラブの敵だ』(ということはない)」と説明。「ましてや、イランはペルシャ語を話す中央アジアの国。そういったことがわかって『ユダヤ人は交渉に入るべきではない』って、ずいぶん乱暴なことを言ったなと思って」と首をひねった。「次の日、(玉川氏は)どうなるんだと思ったら、またテレビに出ていた。普通に。まあそれは社の考え方ですからいいですけど......」と語った。
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