沖縄タイムス記者の松田駿太氏が2026年5月3日、同紙の読者欄に掲載された辺野古転覆事故に関する投書に含まれた表現について、思いをつづった。「勝手に代弁するな」問題となっていたのは、1日付の同紙投書欄「Opinionわたしの主張あなたの意見」の欄に掲載された、「辺野古事故 デマは許されず」と題された読者投稿だった。3月16日、京都府の同志社国際高校の研修旅行中に発生したボート転覆事故で、女子生徒の武石知華さん(17)と船長の男性が亡くなった。沖縄県内在住の男性による投書では、この事故をめぐり「交流サイト(SNS)などを通じて、自己の責任を抗議運動の主体者や、平和学習を主催した学校側に向ける心ない思い込みやデマの拡散は決して許されない」などと主張。「天国から二人の声が聞こえてくる。『誹謗中傷にめげず、抗議活動を続けてほしい』と」としていた。投書欄の画像はXやfacebookなど複数のSNSでも拡散された。「勝手に知華さんの代弁をするな」「ご遺族に喧嘩売ってるとしか思えない」と訴えたX投稿は、2万件以上リポスト(拡散)されたほか、1300件を超えるリプライが寄せられていた。「亡くなった方々の意思を断定する不適切な表現」5月3日付の沖縄タイムスでは、「おわび」として、「末尾の『天国から二人の声が聞こえてくる。「誹謗中傷にめげず、抗議行動を続けてほしい」と』を投稿者の同意を得て削除します」と報告。「亡くなった方々の意思を断定する不適切な表現になっており、本紙の編集過程の確認作業が不十分でした。おわびします」としていた。松田氏は3日、紙面の一部を添付し「辺野古転覆事故で亡くなったお二人の思いを代弁するような投書が読者欄に掲載された件でおわびが出ました」と投稿した。「知華さんが抗議活動に賛同していたかのような言説を辞めて欲しいと遺族が発信する中で、今回の掲載はありえないと思います」と憤りを明かし、「社内では掲載への批判や再発防止策を求める声が多く上がりました」とつづった。投稿には、「掲誰の判断でこんな投稿を載せたのか? 誰もおかしいと思わなかったのか? 止めようとしなかったのか? 簡単なお詫びだけで済ませようとするのは卑怯なんじゃないですか」「お詫びを載せるだけでなく、どのような過程でこの記事が掲載されたのか、責任者が名前を出してプレスリリースを出す案件だと思います」など、怒りの声が相次いでいる。
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