防衛予算の増額、非核三原則の見直し、原子力潜水艦導入やドローン、AI兵器活用などを議論する「安保関連3文書」改定のための有識者会議の初会合が2026年4月27日に開かれ、このニュースを聞いていた歌手の加藤登紀子さんは「恐ろしい」と首をすくめた。
「平和国家という姿勢でここまでの安全保障を守ってきた」
5月3日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)にパネリストとして出演した加藤登紀子さんは、司会の膳場貴子さんから「日本の安全保障環境は厳しい。そして、アメリカからは国防費の引き上げが求められていますと。こうした中で、平和国家として日本はどうしたらいいんでしょうか」と問われ、こう話した。
「日本は、地図を広げてみても、ロシア、中国、北朝鮮と非常に近いところにあって、だから『脅威だ、脅威だ』ということで、『戦う力を!』ということが進められていますが、これは、本当は逆のような気がしますね」
逆とはどういうことか。「(日本は)平和国家だという姿勢でここまでの安全保障を守ってきたんですね。それをかなぐり捨てるような方向性を世界に打ち出しているわけだから、そうなったときには、攻撃を受けても文句を言えないかなという(懸念は強い)。(日本への)攻撃の危機は、こんなことでさらに増すんではないかという不安が大きいです、私の中では」とため息をついた。
「戦える国になる選択は、私はちょっと危険だと思います」
そして、「やっぱり日本は平和国家だという姿勢を守り抜くことによって(生きていく)、絶対に......。『戦える国』になるという選択は、私はちょっと危険だと思いますねえ」と心配する。
高市首相は、3文書改定は「国家の命運を左右する」と意気込む。軍備力増強にあまりにも前のめりで、加藤登紀子さんのように不安に思っている国民も多いのではないか。
(シニアエディター 関口一喜)
「改憲派が主張する“押しつけ憲法論”は『政治的まやかし』」
— サンデーモーニング (@Sunday_M_TBS) May 3, 2026
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