小泉進次郎防衛相が3日から東南アジアを歴訪し、インドネシアとフィリピン両国との安全保障で連携を深める。2026年5月4日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)は小泉アジア歴訪の背景に中国の海洋進出があると指摘した。「日本は本気で安全保障協力する気があると相手の国に...」中国は他国と領有権を争っている南シナ海のアンテロープ礁で約10年ぶりに大規模な人工島造成を再開したという。こうした中国の動きに日本はどう対抗していくのか。フィリピンで実施される多国間合同演習に自衛隊が参加し、軍事的な連携を強化させる狙いはそこにある。こうした中国の動きの中で、閣議で殺傷能力のある武器も輸出できることが可能にした。大下容子さんは、それによる日本側のメリットは何かを聞く。笹川平和財団上席フェローの小原凡司さんは「これまで日本は安全保障協力しますよと言いながら、実際にはこの合同演習も今まではオブザーバーだった。装備品では協力したいと言っても、武器は売りません、だった。相手側からは日本は腰がひけていると見えるし、友好国から見ても日本は本気で安全保障協力する気がないととらえられてきた。しかし、今回は武器を輸出できる、演習にもちゃんと参加できる、日本は本気で安全保障協力する気があると相手の国に信じさせることになるし、他国にもそのようなメッセージを強く発信することにもなる」と話した。専門家の見方「米中は本気で衝突する気はない」大下さんは今月中旬に予定されている米中首脳会談で米中が接近した場合は日本としてどう対応していくのかと質問した。小原さんは「そもそも日本は中国にきちんと向き合わなければいけない。というのも米中は本気で衝突する気はない。ただ、どこが落とし所になるのかをみつけるのがなかなか難しい。ちょっとした小競り合いが起きるかもしれないし、中国が実力を行使してアメリアの出方をみるといったことも起こるかもしれない。ただ、基本的に米中は落とし所を見つけようとしていると私たちは認識する必要がある。その落とし所がまだどこにあるかわからない。アメリカが日本にとって不利なところで勝手に落とし所を決めてしまわないように、アメリカに(日本の立場を)打ち込んでおく必要がある」と話した。今のトランプ大統領なら、日本はいとも簡単にはしごをはずされてしまうと小原さんは心配している。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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