「納得できない」「お金を取り返せるのか」 相続手続きのときに判明...愛人への毎月20万円、消えた総額1000万円超

「取り戻せないお金」が争いを大きくする

   このようなケースでは、長期間の支出であっても、後からすべてを解決することは簡単ではない。特に、本人の意思による支出と判断される場合や、証拠が残っていない場合は対応が限られる。また、金額が大きいほど、相続人の間において感情的な対立が強くなりやすい点にも注意が必要だ。

   日常の支出は見過ごされやすい一方で、積み重なると大きな金額になる。継続的な資金の動きについては、早い段階で内容を把握しておくことが重要だ。相続は結果だけでなく過程も含めて整理されるため、日常の資金管理がそのまま将来のトラブルにつながる点には注意したい。



【プロフィール】
石坂貴史/証券会社IFA、AFP、日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント、マネーシップス運営代表者。「金融・経済、住まい、保険、相続、税制」のFP分野が専門。

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