クマによる人的被害が秋田県で今年になって初めて確認された。2026年5月5日放送の「newszero」(日本テレビ系)が専門家の解説をまじえて報じた。今年の春先から北海道や東北地方でクマの目撃情報が相次いでいる。秋田でも人に危害が及ぶことになった。秋田県内のクマ目撃情報は昨年の4倍番組によると、秋田県ではこの日(5日)1日だけで18件の目撃情報が寄せられているという。秋田県由利本荘市では、田んぼの見回りをしていた48歳の男性が1メートルのクマに襲われ、顔や右腕にケガをした。男性が襲われた場所は地元の小学校から約200メートルしか離れていない。秋田県内のクマ目撃情報は2025年4月が85件だったのに対し、今年(2026年)の4月は384件と昨年の4倍にはねあがっているという。山には栄養価のある食べ物がない?この状況について、クマの生態に詳しい岩手大学農学部准教授の山内貴義さんは「過去にない事態」と警鐘を鳴らす。「5月になるとだんだん山菜とか食べるものが山のほうで増えてくるので、基本的にはみんな山のほうへ帰るはずだが、一部の個体がいまだに里にかなり依存してしまっている。ただ今の春先に出てきてもまだ農作物は全然実っていないし、栄養価のあるものがないので徘徊してしまう」山菜よりもおいしいものが街にあると学習したクマは、果たして山に帰るのだろうか。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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