巨人は2026年5月6日のヤクルト戦(東京ドーム)で完封負け。3カード連続負け越しで貯金1となった。「経験豊富な捕手であることは間違いないですが...」選手起用で大きな変化が見られるのが捕手だ。昨年は岸田行倫がレギュラー格として攻守の要になっていたが、かつての正捕手だった大城卓三の先発マスクが急増。岸田の18試合に次ぐ11試合に先発出場している。岸田、大城に加えてベテランの小林誠司が1軍に帯同し、ファームには成長株の山瀬慎之助が控えている。その中で存在感が薄くなっているのが、移籍2年目の甲斐拓也だ。ソフトバンクから24年オフにFA移籍した際は、阿部慎之助監督が現役時代につけていた背番号「10」を継承するなど大きな期待を寄せられていたが、昨年は68試合出場で打率.260、4本塁打、20打点だった。春先は打撃好調だったが5月以降に陰りが見え始めると、岸田がマスクをかぶる試合が増えた。8月23日のDeNA戦(東京ドーム)でクロスプレーの際に負傷し、「右中指中手骨頭骨折」で戦線離脱。グラウンドに復帰することは叶わなかった。強肩で「甲斐キャノン」と評されたが、昨年は盗塁阻止率.243と衰えが出ていることは否めない。今年はオープン戦で打率.176と打撃の状態が上がらず、10年ぶりとなる開幕2軍スタートになった。巨人を取材するスポーツ紙記者は「経験豊富な捕手であることは間違いないですが、正捕手奪取の道は険しくなっているのは事実です。守備能力の高さで他の捕手と違いを見せる必要がある。ファームで準備を尽くすしかないですね」と指摘する。今年が5年契約の2年目。このままでは終われない。(中町顕吾)
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