イランのアラグチ外相による戦後初の中国訪問を2026年5月6日放送の「深層NEWS」(BS日テレ)がとりあげたが、イラン、中国双方に思惑があったようだ。アラグチ外相は6日、中国の王毅外相と北京で会談、ホルムズ海峡をめぐるアメリカとの対峙を説明し、中国側の理解を求めたと思われる。イランの国営メディアによると、両外相は完全な停戦確立の必要性を強調したと報じた。中国がイラン外相を招待したところに注目番組は、中国側は今月の米トランプ大統領の訪中を前に、事態の沈静化に向けて存在感をアピールする狙いがあると報じる。日本エネルギー経済研究所中東研究センター長の坂梨祥さんは中国側の思惑を解説した。「今回は中国の招待を受けてアラグチ外相が中国に行ったということで、その点が非常に重要かなと思う。中国として何らかの役割を果たしたいのではないかということだと思う。イランもアメリカも何らかの合意を模索しているが、中国もホルムズ海峡が封鎖された状態が長期化するのは望んでいない。トランプ大統領が訪中するタイミングでもあるので、イランの言い分を聞きつつ何らかの形で停戦合意を成立させる方向に中国としても働きかけていく、そういう用意はあるということを示したかったのではないか」イランは、ホルムズ海峡の扱いを中国にも理解してほしいでは、イラン側はホルムズ海峡の扱いについて中国側にどう働きかけたのか。坂梨さんは「イラン側としては自分と敵対する船舶は通したくないと言っているわけだが、中国に対しても理解を求めていくということが考えられる」と話した。米中首脳会談を前に、イランも中国も様々な伏線を張り巡らせている。(ジャーナリスト 佐藤太郎)