2026年5月1日に開設され、投稿を開始した「内閣広報室試行アカウント」が活発な発信を続けている。「インド太平洋(FOIP)、安倍総理が提唱してから10年」内閣広報室試行アカウントは、「首相官邸公式アカウントに加え、内閣広報官が総理の近くから見る総理の姿などを、より柔軟にタイムリーに発信するため」にスタートしたアカウントだ。投稿者は内閣広報官だといい、安倍政権時代に秘書官を務め、最近は首相会見の司会などを務めている佐伯耕三氏が「中の人」だとみられる。大型連休中はベトナムとオーストラリアを訪問していた高市早苗首相。2日には、高市氏とベトナムのレ・ミン・フン首相による日・ベトナム共同記者発表の様子を伝える首相官邸のポストを引用し、その成果をアピールした。「充実した首脳会談のあと、高市総理とともに共同記者発表に臨んだフン首相は『ベトナムは、日本の地域的イニシアティブ、特に「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を支持して』いると述べました。安倍総理が提唱してから10年、ベトナム首相によるFOIP支持の表明に胸が熱くなりました」「高市総理の新婚旅行はオーストラリアだったそうです」4日には、オーストラリアでのアンソニー・アルバニージー首相との会談の様子について、「首脳会談は、音楽の話題や冗談が飛び交うなど終始和やかな雰囲気の中で行われ、LNGや石油関連製品など両国にとって重要なエネルギー関連製品の安定供給確保についての共同声明などがまとめられました」と報告。5日の投稿では「日豪首脳会談冒頭部分の全文及び動画です」とした上で、「なお、高市総理の新婚旅行はオーストラリアだったそうです」と豆知識を披露した。アルバニージー首相の発言について、「私たちは再び、不安定で困難な世界経済情勢の中で政府の舵取りを行っており、これは、信頼できる友人やパートナーである両国の関係がいかに重要であるかを示しています」と伝えた。「印象的に見える両首脳の表情を、海外メディアが意図的に撮影しているよう」同日夜には、「羽田空港に先ほど到着しました」と報告し、「オーストラリアの新聞TheAustralianにも、今朝、今回の高市総理の訪豪が大きく取り上げられています」として、現地紙の紙面を公開した。「見出しは『日本との友情は「これまでになく緊密」:アルバニージー首相』(仮訳)」だという。紙面には、大きく口を開け、目を見開いて笑う高市氏と、高市氏をエスコートするアルバニージー首相の写真が使われていた。投稿を見た人からは、使われている写真をめぐり「写真の高市早苗は、口を大きく開けて笑った瞬間が捉えられています。対して、横のアルバニージー首相は、胸に手を当てて落ち着いた仕草。驚き喜ぶ日本の首相という構図と受け取れなくはないですが、友情というならばもう少しましな写真があったはず。対比が、印象的に見える両首脳の表情を、海外メディアが意図的に撮影しているように見えてなりません」「報道は絶え間なくシャッター切っていていくらでも絵を選べる中で、あえてこのショットを採用したという判断をデスクがしたわけ。そこには明確にメッセージがあり、広報が読み取れないとするならマジで終わってる」などとする指摘も寄せられている。
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