磐越道で起きた新潟県の高校部活動のバスの事故で、乗車していた高校生1人が死亡、20人の乗客が負傷したが、2026年5月7日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)は「白バス」行為の可能性もあるとの見方を示した。MCの宮根誠司さんは「命を預かる車の運転というものを、こういうふうに責任の所在なく手配してしまう怖さをあらためて感じる」と話した。
運転手が「有償での運転」を約束すると「白バス」行為の疑い
白バスと正規のマイクロバス(緑ナンバー)はどこが違うのか。正規のマイクロバスは緑色ナンバーで中型免許が必要とされる。また、レンタカーは借りた人自身が運転しなければならない。バス会社には運送引受書や領収証などの関係書類の交付が義務づけられており、口頭での契約は法律違反となる。
さらに、事故を起こした運転手が「有償での運転」を約束していた場合は「白バス」行為にあたり、道路運送法違反になる。バス会社が、運転手が有償で運転することを把握していた場合は、白バス行為幇助の可能性があると、番組は指摘した。
責任の所在は?
コメンテーターの神保拓也さんは「大きく分けるとナンバーは緑色と白色があって、緑ナンバーはお客様を有償で運ぶ、あるいはお金をいただいて物を運ぶプロ。今回の場合、すごく難しくなっているのは、学校側から貸し切りバス、つまり緑ナンバーでの正規のルートでの発注ではない要望にバス会社が応えた。しかし、自社の緑ナンバーの車両を使うのではなく、別のレンタカー会社から白ナンバーのマイクロバスを借りた。しかも、自社の正社員運転手ではなく、営業担当の知人の知人、つまり、もはや赤の他人ですが、その人に運転をまかせたということで、3重にずれている。運転手の点呼もないし、健康チェックもない。運行指示書もない、そして運転手の経歴のチェックもしないという形になるので、責任の所在が捜査過程でいろいろ出てくる。間に入ったバス会社がこういう形で車を手配しているのは白バスを手配していると言われてもおかしくない」と話す。
バスの事故が起きるたびにバス会社の管理が問われ続けてきたが、またもやずさんな管理が浮き彫りになった。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)