プロ野球パ・リーグの元最多勝投手で野球解説者の武田一浩氏(60)が、2026年5月10日にユーチューブを更新し、大リーグの佐々木朗希投手(ドジャース、24)と今井達也投手(アストロズ、28)が、同じ課題を抱えていると指摘した。
今井は4月11日のマリナーズ戦後に負傷者リスト入り
大リーグ2年目の佐々木は、今季6試合に先発して1勝3敗、防御率5.97。クオリティスタート(先発が6回以上投げ、かつ自責点3以内=QS)達成率は16.7%で、28回3分の2を投げ、18個の四死球を記録している。
一方、大リーグ1年目の今井は、開幕ローテーション入りを果たした。今季3度目の先発となった4月11日のシアトル・マリナーズ戦では、初回に1死しか取れずに降板。試合後、右腕に異変を訴え負傷者リスト入りした。
今井はここまで3試合に先発して1勝0敗、防御率7.27だ。クオリティスタート達成は1試合もなく、8回3分の2を投げ、12個の四死球を記録している。
西武時代から今井の投球をみてきたという武田氏は、「去年、フォアボールが減って良くなった」と指摘し、ここ最近の投球内容に言及した。
「去年は163イニングを投げて、フォアボールは45個だった。その前の年(24年)は、173インニングで70個出している。21年は、158イニングで99個のフォアボールを出している。当時から、フォアボールがなくなれば、ボールは良いと話していたが、去年やっと163イニングで45個になった」
そして、自身の現役時代の経験を踏まえ、四球が減少することでのメリットを挙げた。武田氏はダイエー時代の98年に13勝をマークし、最多勝のタイトルを獲得。このシーズンは、176回と3分の1を投げ、四死球は70個だった。
「オープン戦から見てきて、ボールにアジャストできていない」
武田氏は「フォアボールが45個になると、防御率が0.5くらい変わる。そうすると、勝てる試合が増えてきて、勝てるようになってきた。今井がフォアボールを出している間は、ああいう感じになる。なんだかんだいって、オープン戦から見てきて、ボールにアジャストできていない。佐々木も今井もそう。そこが1番の課題だと思う」と分析した。
そして、「2人ともに力はある」とし、今後の課題を挙げた。
「日本にいた時みたいにストライクが入れば、当然、防御率も2点台とかで投げられるピッチャー。昔から、大リーグに行ってボールにアジャストできないピッチャーはいて、(修正するまで)期間がかかってしまう。2人とも早く慣れること。そこが技術面よりも課題だと思う。フォアボールを出さなくなれば、メジャーで勝てるはず」
スポーツ紙の報道によると、今井はマイナーリーグでの調整を終え、13日(日本時間)に行われるマリナーズ戦で大リーグに復帰するという。