元ジャンポケ斉藤慎二被告の公判 身体的な抵抗がないことを「同意だとみなすのは旧態依然とした考え方...通用しない」識者が指摘

「その場の雰囲気を壊したくない」という被害女性の弱い立場

   一連のやりとりを聞いていた元日本テレビ解説委員で関西学院大学特別客員教授の小西美穂さんは「身体的な抵抗がなかったからといって、それを同意だとみなすのは旧態依然とした考え方で、今は通用しない。性被害にあうと、これ以上ひどい目にあいたくないとか、相手を怒らせて危険な状況になりたくないから相手に迎合して、その場をやり過ごす行動を起こす女性がいる。これは動物の生存戦略、生存本能からくるもので、同意していると思ったとか、笑ってたからとか、嫌だったらその場から逃げたらいいのにとかいうのは、被害者を二重に傷つける。ロケは特殊な世界で、そこにいる大物芸能人はすごい権力的地位にいる立場。番組関係者も、起用される女性からみると権力的地位にある。ロケは取材先の相手だったり、メイクさんだったり、関係者すべての人のスケジュールをあわせて時間通りに進んでいくという特殊な世界。そういう中でこんなことが起きた時に、その場の雰囲気を壊したくない、壊せないという女性の強い気持ちが推察できる」と、被害者の弱い立場を指摘した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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