韓国メディア「スターニュース」(ウェブ版)は2026年5月13日、ロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(27)が、自動ボールストライク(ABS)チャレンジに消極的な理由について「年俸とチーム内での地位」に起因しているとの見解を示した。
「キム・ヘソンは毎試合自分の価値を証明しなければならない立場だ」
ABSチャレンジは今季から大リーグに導入されたシステムで、人間の球審のストライクゾーン判定に対して、投手、捕手、打者それぞれが、チャレンジを要求することができる。1試合でチャレンジできるのは、各チーム2回までで、チャレンジに成功すれば権利はそのまま維持でき、失敗するごとに権利を1回失う。
「スターニュース」は、キムが13日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で、ABSチャレンジを躊躇したと指摘。「『これが年俸の差か!』キム・ヘソン、周囲を気にして2度もABSの使用を躊躇→イ・ジョンフは堂々と判定の覆しを勝ち取った」とのタイトルで記事化した。
同メディアが指摘したのは、2回の第1打席だ。キムは空振り三振に終わったが、記事では初球と2球目のシンカーに言及。「肉眼で見ても明らかにストライクゾーンを外れた『ボール』だった。しかし、審判の手は容赦なく上がった。キム・ヘソンは動揺した様子を見せたが、結局チャレンジのサインを送ることはできなかった」とした。
そして、キムとは対照的に、この日、イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ、27)がABSチャレンジを成功させたことに触れ、ABSチャレンジを巡る両者の「積極性」の違いについて検証した。
記事では、両者の違いについて「結局のところ両選手の年俸と、それに伴うチーム内での地位に起因している」とし、こう続けた。
「イ・ジョンフはチームと6年総額1億1300万ドルという超大型契約を結んで加入した。チームの確固たる主力選手として持つ心理的な余裕が、判定に堂々と立ち向かう根拠となった。一方、3年総額1250万ドルでドジャースに入団したキム・ヘソンは、毎試合自分の価値を証明しなければならない立場だ。年俸で約4.5倍の格差は、そのままチーム内での発言権や、監督の顔色をうかがうことにつながる心理的プレッシャーとなっている」