サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」をあしらったJR西日本の「ハローキティ新幹線」が2026年5月17日に約8年の運行を終えた。新大阪駅(大阪市)の20番ホームには多くのファンがつめかけ、最終便を「ありがとう」の声で見送った。展示スペースやイラスト入りヘッドカバー、フォトスポットもハローキティ新幹線は、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の世界観をテーマにした500系の「500TYPEEVA」を改装する形で18年6月にデビュー。新大阪―博多間を「こだま」として1日1往復してきた。ピンク色でハローキティのリボンを大きくあしらった外装が特徴。8両編成で、1号車には限定グッズや地域の特産品の展示スペース「ハロー!プラザ」を設け、2号車ではヘッドカバーにハローキティのイラストが入り、撮影スポットもあった。15年11月から18年5月にかけて走った「500TYPEEVA」は2年半で延べ40万人弱が乗ったのに対して、ハローキティ新幹線は8年弱で約100万人を運んだ。20年春から本格化したコロナ禍を乗り越え、多くの乗客に親しまれた車両だ。最終運行日のハローキティ新幹線は、博多発・こだま942号として、11時25分に新大阪駅20番線ホームに到着。ホーム上にはキティちゃんグッズを持ったファンも多く、最終便にあたる折り返し・こだま949号は、「ありがとう!」の声に見送られて11時37分に出発。定刻どおり15時51分に博多駅に到着した。かつては東京―博多間を「のぞみ」として走った500系ハローキティ新幹線のベースになった500系も引退が近づいている。500系は1997年3月に営業運転を始め、東京―博多間を「のぞみ」として走っていたが、今では定期列車としては新大阪―博多間を「こだま」として走るのみだ。500系は「2027年を目途」に引退することが発表されている。ハローキティ新幹線は、このまま運用離脱して廃車される予定で、残る500系は4編成だ。ハローキティ新幹線を担当している早川菜々日(ななか)さんは最終便出発後に取材に応じ、「ハローキティ新幹線を一目見たいという思いで西日本エリアに足を運んでくださったお客様が多くいらっしゃったと思っている」として、無事に運行終了を迎えられたことを「うれしく思っている」と話した。500系の引退が近いことについては「この先も山陽新幹線や地域の魅力を発信できるような取り組みや、新幹線が続々と登場するので、引き続き山陽新幹線の旅をお楽しみいただければ」としている。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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